「アンチャーテッド」トム・ホランドの宝探しアドベンチャー 新シリーズへ

(2022年2月20日10:45)

「アンチャーテッド」トム・ホランドの宝探しアドベンチャー 新シリーズへ
「アンチャーテッド」(TOHOシネマズ渋谷)

全世界でシリーズ累計4170万本の大ヒットゲーム「アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション」の実写映画化で“アンチャーテッド”(地図にない場所)に眠る50億ドル(約5750億円)の黄金の財宝を狙うトレジャーハンターたちの攻防戦を描くアクション大作。「スパイダーマン」シリーズのトム・ホランド主演で、「テッド」シリーズ、「トランスフォーマー」シリーズのマーク・ウォルバーグ、クロエ・アリ、アントニオ・バンデラスらが共演。監督は「ゾンビランド」(2009年)、「ヴェノム」(2018年)などのルーベン・フライシャー。「スパイダーマン」シリーズに続くトム・ホランドの新たなヒットシリーズとなる話題作。

■ストーリー

ニューヨークでバーテンダーとして働いている主人公ネイサン・ドレイク(通称・ネイト)は、海洋冒険家フランシス・ドレイクの末裔で、幼いころに生き別れた唯一の肉親の兄サムの行方を探していた。そうしたなか、トレジャーハンターのサリー(マーク・ウォルバーグ)に見事なスリの手口を見込まれ、50億ドルの財宝を探し出す計画を持ち掛けられる。最初は胡散臭いと思って断ったが、兄のサムのことを知っていたことからサリーの計画に乗ることにする。そして2人は財宝を手に入れる鍵となるゴールドの十字架がオークションに出品されることを知り、会場に乗り込んで盗もうとするが、冷酷な大富豪モンカーダ(アントニオ・バンでラス)が率いる組織と争奪戦になる。何とか十字架を手に入れたネイトとサリーは500年前に消えた幻の海賊船にたどり着くが、そこにモンカーダの組織のメンバーたちが現れて、海賊船をヘリで丸ごと釣り上げて運ぶ大胆な強奪作戦を敢行してネイトたちは壮絶な争奪戦が繰り広げる。

■見どころ

映画の冒頭でトム・ホランドが飛行中の巨大な貨物飛行機から貨物と共に外に機外に出され、貨物にしがみつき機内に戻ろうとするが車が飛び出してきてぶつかり空中に放り出される派手なアクションシーンから始まる。さらには謎の女クロエ(ソフィア・アリ)とネイとの市街を疾走する追跡シーン、大富豪モンカーダの傭兵とのバトル、ヘリで釣り上げられた海賊船の中でトムが傭兵と繰り広げる死闘など、数々のアクションシーンは迫力ものだ。また「インディ・ジョーンズ」や「ハムナプトラ」シリーズなどで人気の宝探しの冒険は、財宝に辿りつくまでの複雑な謎解きや、味方同士の裏切りや駆け引き、凶悪な敵の存在などがドラマを盛り上げ、理屈抜きに楽しめるノンストップ・エンターテインメントになっている。ラストでは続編を予告するシーンもあり「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」で同シリーズにひと段落をつけたトム・ホランドの新たなトレジャーハンター・シリーズとして人気を呼びそうだ。
(2022年2月18日公開)