「バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー」米アメコミヒーローをオマージュする爆笑&痛快アクション・コメディ

(2022年7月12日11:00)

「バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー」米アメコミヒーローをオマージュする爆笑&痛快アクション・コメディ
「バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー」(©CINÉFRANCE STUDIOS - BAF PROD - STUDIOCANAL - TF1 STUDIO - TF1 FILMS PRODUCTION ©STUDIOCANAL ©Julien Panie)

日本の人気漫画「シティーハンター」をフランスで実写化して、日本、フランスで大ヒットした「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」のチームが再び集結して、フィリップ・ラショーが監督・主演を務め、タレク・ブダリ、ジュリアン・アルッティ、エロディ・フォンタンに加えて、「べティブルー 愛と激情の日々」のセザール賞俳優ジャン=ユーグ・アングラードも出演。フランスでNo.1ヒットを記録した、ハリウッドのアメコミヒーロー作品をリスペクトする!?爆笑&痛快アクション・コメディ。
(2021年/フランス・ベルギー映画/フランス語/83分/原題:Super who??/ 配給:アルバトロス・フィルム/提供:ニューセレクト)

「バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー」米アメコミヒーローをリスペクトする爆笑&痛快アクション・コメディ
「バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー」(©CINÉFRANCE ©STUDIOCANAL ©Julien Panie)

■ストーリー

警察署長の父親(ジャン=ユーグ・アングラード)の反対を押し切って役者の夢を追い続け、短小用コンドームのCMに出演するなど売れない役者生活を送っていたセドリック(フィリップ・ラショー)はある日、新作アクション映画の「バッドマン」の主役に大抜擢され、仲間のセブ(ジュリアン・アルッティ)とアダム(グレタ・ブダリ)や妹のエレオノール(エロディ・フォンタン)に祝福される。「バットマン」ならぬ「バッドマン」は、バットマンに似た扮装をして”バッドモービル”に乗り、ジョーカーに似た宿敵”ピエロ“と闘うヒーロー映画。セドリックは役のために体を鍛え上げて、武術を習得して撮影に臨むが、撮影初日に妹から父親が倒れたと知らせを受け、焦ったセドリックは撮影用のバッドスーツのままバッドモービルに飛び乗って猛スピードで病院に向かうが、途中で事故を起こし、目が覚めたときに記憶喪失になっていた。そしてバッドスーツを着ていたことや小道具の時計の仕掛けなどから自分はスーパーヒーローのバッドマンだと思い込み、宿敵のピエロを倒すためにピエロ役の俳優が住む豪邸を目指す。その途中に偶然出会った女性記者(アリス・デュフォア)の車に乗せてもらい向かう途中で銀行強盗の犯行現場に出くわす。バッドマンの扮装のまま立ち向かい彼らが盗んだ大量の札束が入ったバッグを持ち去ってしまい、強盗団の親玉(アムール・ワケド)に追われて逃げ、警察にも追われるなど大混乱の騒動に発展してゆく。

「バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー」米アメコミヒーローをリスペクトする爆笑&痛快アクション・コメディ
「バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー」(©CINÉFRANCE STUDIOS - BAF PROD - STUDIOCANAL - TF1 STUDIO - TF1 FILMS PRODUCTION ©STUDIOCANAL ©Julien Panie)

■見どころ

アメコミヒーロー映画のバットマンなどをリスペクトしつつ大胆にパロった爆笑&痛快アクション・コメディ。売れない役者の主人公のセドリックが短小コンドームのCMに出演していてそのCMがしばしば挿入されているのをはじめ、仲間のセブが見るドラッグの影響の幻覚や、バットマンそっくりのヒーロー・バッドマンになり切るセドリックだけでなく、キャプテン・アメリカやマイティ・ソーやアイアンマンを連想させる扮装が出てくるなど内容はなんともユカイというか大いに笑わせる。そしてバッドマンのアクションシーンや、強盗団とのファイトシーン、仲間の友情や父と息子の愛、セドリックの恋人の存在と愛の復活劇などなど、いかにもフランスらしいエスプリも散りばめられた見どころ満載のエンターテインメントになっている。
(7月15日(金)より、全国ロードショー)