「大映4K映画祭」開催 京マチ子、若尾文子、市川雷蔵、勝新太郎の主演映画など28作品を4K化上映

(2022年11月2日16:30)

「大映4K映画祭」開催 京マチ子、若尾文子、市川雷蔵、勝新太郎の主演映画など28作品を4K化上映
「大映4K映画祭」のイメージポスター(若尾文子)

数々の名作・秀作を世に送り出した大映映画から、4K化した選りすぐり傑作選を上映する「大映4K映画祭」が2023年1月20日から東京・角川シネマ有楽町、1月28日から大阪のシネ・ヌーヴォほか全国順次開催される。

上映されるのは、4K版初披露となる増村保造監督・若尾文子主演の「赤い天使」(1966年)、吉村公三郎監督・山本富士子主演「夜の河」(1956年)、三隅研次監督・市川雷蔵主演「斬る」(1962年)、「剣鬼」(1965年)、「剣」(1964年)、「大菩薩峠」(1960年)など8作品のほか全28作品。

「大映4K映画祭」開催 京マチ子、若尾文子、市川雷蔵、勝新太郎の主演映画など28作品を4K化上映
「大映4K映画祭」のイメージポスター(左から京マチ子、勝新太郎、市川雷蔵、山本富士子)

また「大映4K映画祭」の連動企画として、「Road to the Masterpieces」と題した映画祭が1月6日より角川シネマ有楽町で開催される。海外映画祭での受賞歴や定番の人気作品としていち早く4K化された作品とは別に、高い評価を得ている秀作・快作から、知る人ぞ知る良作・怪作をピックアップし、ラインナップ。いずれも粒ぞろいの逸品で、大映映画に通底するその高い技術力に裏打ちされた映画的魅力に溢れる作品としている。
大映は1942年に創立。溝口健二、伊藤大輔、市川崑、三隅研次、池広一夫、増村保造など日本映画を代表する巨匠・名所の作品も数多く制作。また、京マチ子、山本富士子、若尾文子、市川雷蔵、勝新太郎などのスターを輩出。1971年に倒産した。

■ 大映4K映画祭

2023年1月20日(金)から、 東京の角川シネマ有楽町
2023年1月28日(土)から、大阪のシネ・ヌーヴォほか

【上映作品】
「赤い天使」「赤線地帯」「刺青」「浮草」「雨月物語」「炎上」「おとうと」「女は二度生まれる」「雁の寺」「斬る」「剣」「剣鬼」「座頭市物語」「山椒大夫」「しとやかな獣」「大菩薩峠」「大菩薩峠 竜神の巻」「大菩薩峠 完結篇」「大魔神」「大魔神怒る」「大魔神逆襲」「近松物語」「薄桜記」「無法松の一生」「夜の河」「雪之丞変化」「羅生門」「流転の王妃」

■ Road to the Masterpieces< br>
2023年1月6日(金)から、東京・角川シネマ有楽町

【上映作品】
「遊び」「怪談 雪女郎」「祇園囃子」「切られ与三郎」「鞍馬天狗 黄金地獄」(「鞍馬天狗」改題再公開版)」「黒の超特急」「不知火検校」「白い巨塔」「銭形平次捕物控からくり屋敷」「大悪党」「手討」「眠狂四郎 無頼剣」「兵隊やくざ」「ひとり狼」「ボクは五才」「緑の小筐」「牝犬」「やくざ絶唱」「四谷怪談」「夜光る顔」