「有り、触れた、未来」桜庭ななみほか場面カット解禁 公開日決まる

(2022年11 月21日15:45)

「有り、触れた、未来」公開日決定 桜庭ななみほか場面カット解禁
「有り、触れた、未来」の桜庭ななみ(©UNCHAIN10+1)

「有り、触れた、未来」(山本透監督)が2023年3月3日に宮城県で先行公開され、同 3月10日に公開されることが決まり、桜庭ななみなどの場面カットが解禁になり、山本監督のメッセージが発表された。

監督・脚本は「モーエビアン!」、「九月の恋と出会うまで」などの山本透。「コロナ禍の閉塞的な社会で、自殺者や不登校児童が増えるなか、命の大切さを伝える力強い作品を作りたい」との思いで集まった総勢 22 人の若手俳優からなるプロデューサーチーム「UNCHAIN10+1(アンチェインイレブン・アシスタント)」と共に企画から資金集め、制作まで、自主映画としてゼロからスタートした。出演は、桜庭ななみ、手塚理美、杉本哲太、仙道敦子、北村有起哉など、本作の趣意に賛同した俳優陣が集結し、絡み合うそれぞれの物語をしっかりと支え、重厚な人間ドラマが完成した。

交通事故で交際相手を亡くした元バンドマンの女性、自然災害で家族を亡くした親子、娘の結婚式への出席を望む末期がんの女性など、命と向き合う複数の物語を通し、人々が支え合うことの尊さを描く。傷と立ち向かいながら歩んできた宮城県のエネルギーを借りて「生きる」こと、そして「生きていく」ことを実感し、共感する。ありふれた未来へ向けて、新しい時代を照らす力強い映画になっている。

出演は桜庭ななみ、碧山さえ、鶴丸愛莉、松浦慎一郎、宮澤佑、金沢美穂、岩田華怜、谷口翔太、舞木ひと美、高品雄基、高橋努、麻生久美子、淵上泰史、入江甚儀、萩原聖人、原日出子、仙道敦子、杉本哲太、手塚理美、北村有起哉。

■山本透監督のメッセージ

「身の回りで命を絶つ若者がいました。日本人の自殺率は増加しています。不登校児童は過去最多 24 万人。長引く戦争、貧困格差、幼児虐待この時代を生きる、1 人の大人として、表現者として、映画には何が出来るのか?とことん悩み考えた末、この作品は生まれました。劇場で体感してください。大勢の方の想いを束ね、この物語は、世界中に「生きる力」を届けます!!」

山本透監督は1969 年生まれ 東京都出身。大学卒業後フリーランスの助監督として、舛田利雄、出目昌伸、工藤栄一、澤井信一郎、神山征二郎、大林宣彦といった巨匠監督の現場と、「ワイルドスピード」や「ジャンパー」など、ハリウッド大作にも参加。監督補・チーフ助監督として、山崎貴の「永遠の 0」をはじめ、平山秀行、蜷川実花、中村義洋、佐藤嗣麻子、本広克行など、数多くの映画に携わる。現在は、映画・ドラマの監督・脚本を手掛ける。主な監督・脚本作品は「グッモーエビアン!」「探検隊の栄光」「猫なんかよんでもこない。」「九月の恋と出会うまで」。脚本・監督補作品に「ブレイブ-群青戦記-」。