映画「妖怪の孫」、風刺絵本アニメ特別映像&場面写真解禁

(2023年3月3日22:20)

映画「妖怪の孫」、風刺絵本アニメ特別映像&場面写真解禁
「妖怪の孫」(©2023 「妖怪の孫」製作委員会)

安倍晋三元首相の”遺産“と “日本の真の影”に切り込む映画「妖怪の孫」(3月17日公開)に登場する風刺絵本アニメーション特別映像「我々に忍び寄る3つの妖怪」と場面写真がこのほど解禁となった。

映画「妖怪の孫」、風刺絵本アニメ特別映像&場面写真解禁
「妖怪の孫」(©2023 「妖怪の孫」製作委員会)

「妖怪の孫」は日本アカデミー賞最優秀作品賞などを受賞した「新聞記者」や、官邸政治の闇を追跡する東京新聞・望月衣塑子記者の取材活動を描いた「i-新聞記者ドキュメント-」など、意欲作・問題作を次々に生み出してきたスターサンズと、邦画史上初となる現役総理大臣のドキュメンタリー「パンケーキを毒見する」の内山雄人監督、制作スタッフが、満を持して“日本の真の影”に切り込んだ政治ドキュメンタリー。

映画「妖怪の孫」、風刺絵本アニメ特別映像&場面写真解禁
「妖怪の孫」(©2023 「妖怪の孫」製作委員会)

歴代最長在任期間を記録した故安倍晋三元総理は、タカ派的な外交政策と“アベノミクス”に代表される経済政策を行い、高い人気を誇った半面、物議を醸す言動や、森友学園問題、桜を見る会問題や統一教会との関係などが問題になった。安倍晋三とはいったい何者であったのか。この国に遺したものは何だったのかを同作は追跡。

映画「妖怪の孫」、風刺絵本アニメ特別映像&場面写真解禁
「妖怪の孫」(©2023 「妖怪の孫」製作委員会)

「昭和の妖怪」と呼ばれた母方の祖父・岸信介(元総理)。幼心に「祖父の教え」として刷り込まれた野望を実現しようとした政治姿勢と、その背景にある血縁の秘密。そして戦争ができる国になろうとしているニッポンの本当の姿。一方で、なぜ安倍政権は選挙に強かったのか?何が多くの国民を惹きつけたのかにも迫っている。

映画「妖怪の孫」、風刺絵本アニメ特別映像&場面写真解禁
「妖怪の孫」(©2023 「妖怪の孫」製作委員会)

映画に登場する風刺絵本のアニメーターは、「パンパカパンツ」などを手掛けるべんぴねこ。この度解禁された風刺絵本特別映像では、日本国民の心にも妖怪の魔の手が忍び込んでいると風刺する3本のアニメーション映像が映し出される。自らは責任を取らない「自己責任」の一人歩き。はたまた安倍政権や安倍元首相を批判する勢力などをことさらに敵視したりする「不寛容」。そして、憲法への自衛隊明記や防衛費増額につながる「攻められる恐怖」などを風刺絵にしている。これらの風刺アニメも同作の見どころの一つになっている。

企画:河村光庸、監督:内山雄人、企画プロデューサー:古賀茂明、ナレーター:古舘寛治、音楽:岩代太郎、アニメーション:べんぴねこ
(2023 年/日本映画/115 分/カラー/製作:「妖怪の孫」製作委員会/制作:テレビマンユニオン/配給:スターサンズ)