「デスパレート・ラン」ナオミ・ワッツが息子を守るためスマホ片手に走る母親を”激走熱演”

(2023年5月8日13:30)

「デスパレート・ラン」ナオミ・ワッツが息子を守るためスマホ片手に走る母親を”激走熱演”
「デスパレート・ラン」((C)2021 LAKEWOOD FILM LLC. ALL RIGHTS RESERVED.)

主人公の母親が人里離れた森でジョギング中に、息子が通う高校で立てこもり事件が起きて、スマホで関係者や警察と連絡を取りながら事件解決に奔走する新感覚のシチュエーション・スリラー。
「マルホランドドライブ」(01)、「ザ・リング」(02)、「キング・コング」(05)などに出演し「21グラム」(08)と「インポッシブル」(12)で2度アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたナオミ・ワッツが主演・プロデューサーを務め、スマホを片手に走り続けて息子を守ろうとする母親を熱演している。息子のノア役に子役から活躍しNetflixの「Titans/タイタンズ」(18)などに出演しているカナダ出身のコルトン・ゴボなどのキャスト。
監督は、アンジェリーナ・ジョリー主演のスパイアクション大作「ソルト」(10)のフィリップ・ノイス。脚本はは、ライアン・レイノルズが生き埋めにされ脱出を試みる男を演じたシチュエーション・スリラー「[リミット]」(10)のクリス・スパーリング。

2021年/アメリカ/カラー/画角:シネマスコープ/音声:5.1/英語/原題:The Desperate Hour/84分/G/字幕翻訳:伊原奈津子
提供:カルチュア・エンタテインメント、イオンエンターテイメント 配給:イオンエンターテイメント 宣伝:スキップ
公式サイト:https://desperate-run.jp
公式Twitter:@desperate_run #デスパレート・ラン

「デスパレート・ラン」ナオミ・ワッツが息子を守るためスマホ片手に走る母親を”激走熱演”
「デスパレート・ラン」のポスタービジュアル



■ストーリー

夫を交通事故で亡くしたばかりのエイミー・カー(ナオミ・ワッツ)は、幼い娘と高校生の息子・ノア(コルトン・ゴボ)と小学生の娘・エミリー(シエラ・マルトビー)のために、自然に囲まれた小さな町で平穏な生活を取り戻そうと懸命に働いていた。ある朝、ノアを起こし高校に行かせようとするが、父親の突然死にショックを受け立ち直れないでいたノアはベッドから出ようとしない。ノアを残して家を出たエイミーはひとり森の中をジョギングし始める。そうしたばか、息子が通う高校でたてこもり事件が発生し、町が大混乱に陥る。人里離れた森の中にいて、呼び出したタクシーもなかなか来ず、エイミーはスマホで友人や学校関係者や警察など次々に電話して連絡を取りながら情報を入手するうちにノアが学校に行っていた可能性があることを知り、ノアが無事救出されるよう電話し続けながら、森の中をショートカットするなどして必死に高校を目指して走り続ける。

■見どころ

ナオミ・ワッツが、高校で起きた立てこもり事件に巻き込まれた可能性のある息子を守るために、スマホで学校関係者や高校に近い自動車整備工場の知人、さらには警察の担当者などと次々に話しながら事件解決のために走り続ける母親を熱演している。工場の知人から犯人の車のナンバーを調べてもらい、そのナンバーを会社の同僚に教えて犯人の携帯の電話番号を調べてもらい、犯人に迫ろうとするなど母親の究極の行動も描かれる。極限の状況ではたしてスマホ1台で息子を守れるのかというなか、予測不能な展開が続く新感覚のシチュエーション・スリラーになっている。米国で連発する学校などでの銃乱射事件をからめた母親と息子のドラマに最後まで目が離せない。
( 5月12日(金)新宿ピカデリーほか全国公開)