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映画
台湾映画史上最も衝撃的なエロティック・ラブストーリー 「狂ったリビドー」 予告編、場面写真など公開
(2025年5月8日11:00)

今年3月に開催された第20回大阪アジアン映画祭でも上映され話題となった台湾映画「破浪男女」が、邦題「狂ったリビドー」として5月30日(金)より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショーが決定し、予告編、ポスタービジュアル、場面写真が解禁となった。
男女の枠を超えた〝ジェンダーフリー〟への法制化が進む台湾から、人間のサガを大胆かつリアルに綴った映画が誕生。生きていく過程で生じる孤独や不安や挫折。そんなやり場のない感情に囚われた人々にスポットを当て、空虚な心を肉体の快楽によって満たそうとする刹那的な生き方を赤裸々に映し出していく。耽美なベッドシーン、心まで裸にされるハードコアなSMプレイなど多様なエロティシズムが描かれる。
『GF*BF』などで知られるヤン・ヤーチェ監督の最新作で、『Brotherブラザー 富都(プドゥ)のふたり』で金馬賞最優秀男優賞を受賞したウー・カンレンら個性派俳優たちが集結した。







第20回大阪アジアン映画祭の上映時に来日した監督は「この10年、台湾では性に対する考え方が大きく変わりました。そして性と愛をどう考えるかについて、コロナ禍を挟んで大きく変化しました。マッチングアプリなどによって、若い人の間には性と愛を切り離して考えるという考え方が広まっていると思います。現代の人は性と愛を切り離して捉えようとしていますが、性を突き詰めていくと必ず愛の問題になってしまうということを描いています」と本作に込めたテーマについて語った。「肉体でつながる愛」について大胆に描いた本作が日本公開の運びとなった。
【ストーリー】
それなりに体は反応しているのに絶頂に達したことが一度もないトランスジェンダーのリュー(リウ・ジューピン)は、インターネットで知り合った男たちと自由気ままにSEXを楽しんでいる。バツイチ男チェン(ウー・カンレン)は反抗期の娘に毛嫌いされ、セフレのリューと刺激的な行為を交わして寂しさを埋める日々。リューの親友クイーニー(リャン・シャンホア)はセレブな青年社長との結婚が決まるが、SM好きな性癖だけは秘密にしていた。デリヘル男子ロン(ウィル・オー)は貧乏な暮らしから抜け出せない憤りを発散するかのように、常連客のクイーニーを調教していく。抑えきれない性的欲求〝リビドー〟に突き動かされ、ただ肉体だけで繋がっている男と女。愛のない不確かな関係は、真実の愛を求めて彷徨っていく…。
【クレジット】
監督:ヤン・ヤーチェ
出演:ウー・カンレン、リウ・ジューピン、リャン・シャンホア、ウィル・オー
2024/台湾/中国語/105分/カラー/5.1ch/R18 配給:ハーク
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5月30日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー