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松山英樹、アジア人初マスターズ制覇 悲願のメジャー優勝をNYタイムズも速報

(2021年4月12日10:30)

松山英樹、アジア人初マスターズ制覇 悲願のメジャー優勝をNYタイムズも速報
(ダスティン・ジョンソン㊧からグリーンジャケットを着せてもらいガッツポーズする松山=TBSテレビから)

松山英樹(29)が米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCで開催された海外男子メジャーのマスターズの最終日の11日(現地時間)、通算10アンダーで悲願のメジャー初制覇を果たした。米紙ニューヨーク・タイムズなど米メディアも松山の快挙を速報した。

米紙ニューヨーク・タイムズは公式インスタグラムに表彰式で昨年の覇者ダスティン・ジョンソン(36)からグリーンジャケットを着せてもらい両手を突き上げガッツポーズをして喜ぶ写真を掲載して「日本の松山英樹選手が第85回マスターズで優勝し、初のアジア出身者のマスターズのチャンピンとなった。そして日本人男性として初めてメジャーゴルフ選手権を制覇した」と速報した。

そして「松山選手は、4打差で第4ラウンドをスタートし、日曜日には1オーバーパーの73でプレーし、通算10アンダーで、2位のウィル・ザラトリス選手(マスターズデビューの24歳)に1打差をつけて大会を終えた」と続けた。

また「松山選手の優勝は、ゴルフに熱狂する日本の国民的ヒーローとなるだろう。日本では過去数十年にわたり、メジャー大会での優勝を目前にしながらも逃してきた世界的な男子ゴルファーを輩出してきた豊かな歴史がある」と指摘。

さらに「松山選手の躍進は、(新型コロナウイルスの)パンデミックの際にアジア人やアジア系アメリカ人に対して人種的な標的となった暴力があったことに対する不安の中での画期的出来事だった」と米国で増加するアジア系アメリカ人に対する人種差別や暴力行為に言及し、そうした中でのアジア人の快挙だったと報じた。

「松山選手はPGAツアーで5回の優勝経験があり、2011年のマスターズではローアマチュアとして優勝している。以前から男性にとって最大の舞台でブレイクすると考えられていた。日本の女性でメジャーチャンピオンになったのは2人」と1977年に全米女子プロで優勝し男女通じてアジア出身選手初のメジャー選手権優勝者となった樋口久子(73)と2019年のAIG全英女子オープンで日本人選手として樋口以来42年ぶりに2人目の海外メジャー優勝を果たした渋野日向子について触れた。

■渋野日向子「嬉しくてテレビの前で泣いてしもうた」

全英女子オープン覇者の渋野日向子(22)は自身の公式インスタグラムに松山選手との過去のツーショット写真を投稿して「松山英樹選手マスターズ制覇。おめでとうございます🎉 まさかこんな日が来るとは😭 ありがとうございます。嬉しくてテレビの前で泣いてしもうた」と祝福した。

■タイガー・ウッズが祝福「日本に誇りをもたらした」

タイガー・ウッズはツイッターで「日本に誇りをもたらした英樹。あなたとあなたの国にとって、このような大きな成果を達成したことを祝福します。この歴史的なマスターズの優勝はゴルフ界全体に強い影響を与えるでしょう」と祝福した。タイガーは2月に交通事故で負傷してマスターズを欠場した。