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ビル・ゲイツ氏とメリンダ氏の離婚をめぐってビル氏とジェフリー・エプスタインの関係が浮上

(2021年5月10日23:00)

ビル・ゲイツ氏とメリンダ氏の離婚をめぐってビル氏とジェフリー・エプスタインの関係が浮上
(ビル・ゲイツ氏㊧とメリンダ氏=インスタグラムから)

”資産14兆円“のマイクロソフト社の共同創業者ビル・ゲイツ氏(65)とメリンダ・ゲイツ氏(56)の離婚をめぐって、メリンダ氏が2019年10月に離婚弁護士に相談を開始していたことが分かったという。当時ビル氏と10代の少女らへの性的虐待で逮捕され刑務所で自殺した大富豪ジェフリー・エプスタイン(当時66)との交友関係が報じられたことが離婚決意の原因になった可能性があると英紙が報じた。

英紙デイリー・メール(電子版)によると、メリンダ氏が2019年10月から離婚弁護士にビル氏との離婚について相談していたことが9日(現地時間)、明らかになったという。当時、ニューヨーク・タイムズ紙は、ビル・ゲイツ氏が10代の少女らへの性的虐待で逮捕され、後に刑務所で自殺した大富豪ジェフリー・エプスタインと何度も会っており、ニューヨークの彼の家に遅くまで滞在したこともあると報じていた。エプスタインとの関係を懸念して結婚生活が「取り返しのつかないほど破綻している」と判断したとみられている。

エプスタインは、2001年ごろから10代の女子中高生らをパームビーチなどの邸宅に招き入れ、1回200〜300ドル(約2万1800円〜3万2700円)で性的行為に及んでいたとして逮捕された。さらに政財界の大物の知り合いも紹介し、エプスタインが関与した少女買春は米国内だけでなく、ヨーロッパや南米にも広がっていたといわれる。英国のアンドリュー王子もエプスタインの家に滞在したことを報じられたことがあった。王子はエプスタインの家に滞在したことは不適切だったと謝罪したが未成年女性との性行為は否定した。
エプスタインは2008年に逮捕されたが禁錮13か月の大甘判決を受けたことで、司法取引をめぐる疑惑が発覚して再逮捕され、裁判開始の前の2019年8月に拘置施設で死亡しているのが発見され自殺とされた。

WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)によると、ビル氏は、2013年までに、「ロリータ・エクスプレス」と名付けられたエプスタインのプライベートジェット機でニュージャージー州からフロリダ州パームビーチまで一緒に飛んだことがあるという。ニューヨーク・タイムズ紙は2019年10月、ビル氏がエプスタインと何度も会っており、ニューヨークの彼のタウンハウスに遅くまで残っていたこともあると報じた。メリンダ氏は、夫と小児性愛者のエプスタインの関係に懸念を抱いていたという。ゲイツ氏の広報担当は当時、エプスタイン氏との会合では慈善活動について話し合ったと語っていたという。
メリンダ氏の懸念にもかかわらず、ゲイツ氏とビル&メリンダ・ゲイツ財団の一部のスタッフは、エプスタインとの関係を続けていたという。2019年9月、ゲイツ氏はWSJに「彼に会ったが彼とは仕事上の関係も友情もなかった」と疑惑を全面否定した。

1300億ドル(約14兆円)の資産を持ち世界で最も裕福なカップルの一組である2人は、末っ子のフィービーが18歳になるのを待って離婚を発表したという。フィービーの他に長女ジェニファー(25)と長男ローリー(21)がいる。ジェニファーは、家族が「困難な時期」を過ごしていると語りインスタグラムで「個人的にこれ以上コメントすることはありませんが、みなさんの優しい言葉とサポートが私にとってすべてを意味することを理解してください」とつづっていた。