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パンダのシンシンが双子出産 上野動物園が出産動画公開

(2021年6月23日13:45)

パンダのシンシンが双子出産 上野動物園が出産動画公開
双子を出産したシンシン((公財)東京動物園協会撮影=ユーチューブから)

妊娠の兆候がみられていた上野動物園のジャイアントパンダ、シンシン(15歳)が23日未明双子を出産した。上野動物園でパンダの赤ちゃんが生まれるのは2017年6月のシャンシャンの誕生以来4年ぶりで、双子は初めて。性別は不明。今月12日に4歳の誕生日を迎えたシャンシャンの妹か弟になる。上野動物園が記者会見して発表しシンシンの出産動画を公開した。

シンシンは23日午前1時3分に1頭目、同2時32分に2頭目を出産したという。最初に生まれた赤ちゃんは体重が124g、2頭目の赤ちゃんはまだわかっていないという。同日9時30分現在、1頭はシンシンが右前肢で抱いていて、もう1頭は別室の保育器で管理しているという。

■上野動物園が記者会見して出産動画公開

上野動物園の福田豊園長ら関係者は同日午前10時30分から東京台東区の上野動物園で記者会見して出産動画を公開し双子出産の詳細にを報告した。

福田豊園長は「双子のジャイアントパンダの誕生は上野動物園では初めてのことです。上野動物園といたしましては、今年度は開園140年となる記念の年度にあたり2頭が誕生したことを大変うれしく思っています。かわいい赤ちゃんパンダの成長を通じて一人でも多くの方に、楽しみや元気、時には安らぎをお届けすることができれば幸いに思います」と語った。
そして「ジャイアントパンダの赤ちゃんは非常に小さい状態で生まれてくるため、健康で元気に育てるために、職員がしばらくの間24時間態勢で見守っていくこととなります。皆様も2頭の成長を温かく見守っていただきますようお願い申し上げます」という。 「リーリー、シンシン、シャンシャン、そして本日誕生した2頭。上野のジャイアントパンダファミリーの応援を今後ともよろしくお願いします」と語った。

パンダのシンシンが双子出産 上野動物園が出産動画公開
保育器の中で元気に動くパンダの赤ちゃん((公財)東京動物園協会撮影=ユーチューブから)

その後、スタッフが出産の動画を公開しながら経過を報告した。
シンシンは今年3月6日にオスのリーリーとの交尾が確認され、6月4日に妊娠の可能性があることが発表された。その後展示を中止して状態を観察していた。

6月22日午後6時ごろから陰部をなめるなどの行動が増え始め、飼育職員が出産に備えて24時間態勢で観察を続けていたという。同日午後7時ごろには陰部が広がり赤くめくれるなどの出産の兆候が出始めていたという。
23日午前0時に破水。そして1時3分に1頭目の出産。2時23分に2頭目を出産。2頭とも右手でしっかりと抱っこしていた。そして2頭とも育てるのは難しいということで3時10分に1頭を取り上げて別室の保育器で管理しているという。3時14分、保育器の中で1頭の赤ちゃんパンダが元気よく動いている動画も公開された。