山口かおるが歌手デビュー30周年ディナーショー 新曲「ふた情け」などを熱唱

(2023年12月11日19:15)

山口かおるが歌手デビュー30周年ディナーショー 新曲「ふた情け」などを熱唱
熱唱する山口かおる(10日、東京・台東区の浅草ビューホテルで)

今年歌手デビュー30周年を迎えた山口かおるが10日、東京・台東区の浅草ビューホテルでディナーショーを行い、新曲「ふた情け」など数々の自身のヒット曲を熱唱した。

あでやかな振袖姿でステージに上がった山口は、改名前の青木香織時代の「速達」を皮切りに「ジェラシー」、「最後の恋人」「哀愁フラメンコ」などの数々の自身のヒット曲や、「おまえに惚れた」などの美空ひばりの曲。そして8月30日に発売された新曲「ふた情け」(作詩:荒木とよひさ / 作曲:浜 圭介 / 編曲:西村真吾)と「三行半のブルース」(作詩:朝比奈京仔 / 作曲:浜 圭介 / 編曲:西村真吾)などを熱唱して詰めかけたファンらを魅了した。

山口は、1993年に本名の青木香織としてコロムビア「速達」で歌手デビュー。長嶋茂雄・読売巨人軍終身名誉監督に山口かおると命名され、日本クラウンに移籍して「月の砂時計」、「泣かせて大阪」などの多数のヒット曲をリリースして活躍している。

山口かおるが歌手デビュー30周年ディナーショー 新曲「ふた情け」などを熱唱
水戸黄門の印籠を披露した伊吹吾郎

ディナーショーには特別ゲストとして俳優の伊吹吾郎が登場。TBS系「水戸黄門」シリーズで「37歳から54歳まで」(1983年から17年間)格さんこと渥美格之進役を演じているが、「今日は印籠を持ってまいりました」と印籠を見せて、おなじみの決め台詞を披露。「この紋所が目に見えぬか。こちらにおわす方をどなたと心得るか。水戸光圀公にあらせられる。控えろー!」と大声で印籠を差し出して、各席から拍手喝さいを浴びた。伊吹は山口のディナーショーは今年で4回目で、以前は華麗なフラメンコギターの独奏を披露していたが、手を負傷したため今回は「水戸黄門」バージョンでの出演となった。

山口かおるが歌手デビュー30周年ディナーショー 新曲「ふた情け」などを熱唱
左から、桐谷広人氏、山口かおる、かんらんちゃん

そして山口のディナーショーでは恒例となっている、かんらんちゃんが登場し、「山口がNHK紅白歌合戦に出場するまで応援する」という熱烈な山口ファンの将棋棋士7段で投資家の桐谷広人氏ご当地ソング「葛飾細田かんらん音頭」を披露した。山口の出身地である葛飾区細田で、西洋から来たキャベツを和名で「かんらん」と呼び、親子3代にわたり品種改良を重ねて今のキャベツになったという。細田地域ではかんらんで街を元気にしようと、かんらん音頭を作ることになり、山口が、香音鈴(カオリン)のペンネームで作曲して歌う同曲が完成した。

山口かおるが歌手デビュー30周年ディナーショー 新曲「ふた情け」などを熱唱
松山千春のものまねで人気のまっちゃま

もう一人のゲストとして、なんとあの松山千春が登場かと観客席が色めき立った。スキンヘッドでステージに上がり、松山のヒット曲「恋」、「長い夜」などを熱唱したが、実はそっくりさんで「松山千春伝道師」の「まっちゃま」。あのコロッケも認めたという歌唱力で観客を魅了した。

さらには、大島親方(元関脇 旭天鵬)、芸能レポーターの石川敏夫氏、キャスターの辛坊治郎氏、「FRIDAYデジタル」芸能デスク・荒木田範文氏、平沢勝栄衆院議員など多彩な顔触れが応援に駆け付け山口を励ました。

山口は最後に「たくさんお方にお越しいただいて本当に感謝しています。」とファンに感謝し「これからもずーと長く歌って頑張りますのでよろしくお願いします」と抱負を語った。