ミラ・ジョヴォヴィッチ、ロシアのウクライナ侵攻にSNSで「私は二つに引き裂かれています」

(2022年2月28日12:45)

ウクライナ出身のプロダンサー、キエフから米女優のツイートに反論
ミラ・ジョヴォヴィッチ(Instagram/@millajovovich)


映画「バイオハザード」シリーズで知られる女優ミラ・ジョヴォヴィッチ(46)が自身のインスタグラムでロシア軍のウクライナ侵攻について言及し、「私は二つに引き裂かれています」「帝国主義という終わりのない巨大な力。そして常に、人々は流血と涙の代償を払うのです」と非難しウクライナ支援を呼びかけた。

ミラは「私の生まれ故郷であるウクライナでの今週の出来事に、私はひどく失望して言葉を失っています。私の国と国民が爆撃されているのです。友人や家族は身を隠しています」と訴えた。
そして「私の血とルーツは、ロシアとウクライナの両方にあります。国が破壊され、家族が家を失い、彼らの人生が燃えて破片となってまわりに転がっている、その恐ろしい光景を見て、私は二つに引き裂かれています」と胸中をつづった。
さらに「父の故郷である旧ユーゴスラビアでの戦争や、家族が経験したトラウマや恐怖の話を思い出します。戦争。常に戦争。平和をもたらすことのできない指導者たち。帝国主義という終わりのない巨大な力。そして常に、人々は流血と涙の代償を払うのです」と戦争行為を非難した。

ジョヴォヴィッチは、文末に「#helpukraine Link in bio」と付け加え、包囲されたウクライナを助けようとする組織のリストへのリンクを共有することを呼びかけた。人道支援や独立ジャーナリズムの支援、ウクライナ軍のための資金調達なども含まれているという。

ジョヴォヴィッチは旧ソ連時代のウクライナのキエフで生まれで、父親はコソヴォ出身のセルビア人医師。母親はロシアの女優ガリーナ・ヨヴォヴィチ。キエフからロンドン、モスクワと移住し5歳の時に米ロサンゼルスに移住し米国籍。1988年、「トゥ・ムーン」でスクリーンデビュー。1991年に「ブルーラグーン」に主演。1997年の「フィフス・エレメント」のヒロイン役でされる。「バイオハザード」シリーズがヒットした。同シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督(56)と2009年に結婚し3人の子供がいる。