ケヴィン・コスナー、別居中の妻が「家から追い出す権利はない」 コスナーの退去命令請求に反論

(2023年6月17日11:45)

ケヴィン・コスナー、別居中の妻が「家から追い出す権利はない」 コスナーの退去命令請求に反論を請求
ケヴィン・コスナー㊨とクリスティーン・バウムガートナーさん(Instagram/@kevincostnermodernwest)

ケヴィン・コスナー(68)が、離婚申請した妻クリスティーン・バウムガートナーさん(49 )は、婚前契約に違反して、ケヴィンが所有する家を出ることを拒否しているとして、退去を命じるよう裁判所に請求した問題で、クリスティーンさんの弁護士が、コスナーが彼女と子供を家から追い出すことは法的に不可能と反論した。米メディアが報じた。

米誌「US Weekly」(電子版)によると、クリスティーンさんの弁護士ジョン・ライデル氏は14日(現地時間)、裁判所に提出した書類で「このRFO(退去命令要求)は、クリスティーンと3人の子供たちを、子供たちが住んできた家から追い出そうとしている」としたうえで「妻子を家から追い出すというケビンの要求の法的根拠は皆無に等しいが、それでもこれはクリスティンにとって極めて重要な問題である」と反論した。

今週初めケヴィンがクリスティーンさんが家を明け渡すことを拒否していると主張する書類を提出していた。の婚前契約書にはクリスティーンさんが離婚申請後30日以内に家から退去することが記載されていると指摘した。

ケヴィンは、クリスティーンさんが、この状況を利用して、「さまざまな金銭的要求」を突きつけていると非難している。ケヴィンは「養育義務の一環として、賃貸住宅のために毎月3万ドル(約420万円)を拠出し、彼女の引っ越し費用としてさらに1万ドル(約140万円)を立て替えるつもりである 」と述べた。

また、ケヴィンは、クリスティーンさんが2023年4月から「私のクレジットカードで合計9万5000ドル(約1330万円)を、彼女の弁護士と法医学会計士に支払っている」と主張。「私への事前の通知なしに行われた」と指摘している。

「ケビンは単に、クリスティーンが別財産の家から引っ越すことで、彼との約束を守ることを求めています。彼は移行を容易にするために経済的な援助を提供しています」とケヴィン側は主張し、「子供たちの費用を100%支払い続けている」と付け加えているという。
いずれにしても、クリスティーンさんが立ち退き命令請求を認めていないため、今後裁判で争われることになりそうだ。

クリスティーンさんは5月、「和解しがたい相違」を理由に、約19年間の結婚生活にピリオドを打って、コスナーとの離婚を申請した。4月11日に別居したという。2人は息子ケイデン(15)とローガン(14)、娘グレース(12)の共同親権を求めている。

ケヴィンとクリスティーンさんは2004年にコロラド州で挙式して3人の子供をもうけている。コスナーは大学時代から交際していたシンディ・シルバと1978年に結婚して3人の子供をもうけたが、「ウォーター・ワールド」の撮影中に不倫スキャンダルが発覚して1994年に離婚。その時慰謝料100億円を支払っており。その苦い経験から、クリスティーンと結婚する時に、離婚した場合の財産分与などをあらかじめ決める婚前契約を交わしていた。

コスナーは「アンタッチャブル」(1987年)、「フィールド・オブ・ドリーム」(1989年)、「ボディガード」(1992年)など数多くの映画に出演し、監督・制作・主演を務めた「ダンス・ウィズ・ウルブズ」(1990年)でアカデミー賞の作品賞と監督賞を受賞した。主演兼製作総指揮の西部劇のドラマシリーズ「イエローストーン」(2018年~)で人気が再燃した。