ロバート・デ・ニーロ、元アシスタントから18億円の損害賠償を求められた裁判で怒りの反撃

(2023年11月1日12:15)

ロバート・デ・ニーロ、元アシスタントから18億円の損害賠償を求められた裁判で怒りの反撃
ロバート・デ・ニーロ(Instagram/
@robert_de_niro_offical)

ロバート・デ・ニーロ(80)が元アシスタントの女性から、望まない接触や罵詈雑言、女性差別的な仕事をさせられたとして1200万ドル(約18億円)の損害賠償を請求荒れた裁判で10月31日(現地時間)、ニューヨークのマンハッタン連邦裁判所で、元アシスタントの主張に反撃した。米メディアが報じた。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、デ・ニーロは2日連続で証言台に立ち、長年の元スタッフであるグラハム・チェイス・ロビンソン(41)が、「デ・ニーロは何年も望まない接触や罵詈雑言、女性差別的な仕事をさせたひどい上司だった」という非難に反論した。

ロビンソンが、デ・ニーロが背中を掻く道具を使わず、彼女に背中を掻くように強要したと主張していることについて尋ねられると、デ・ニーロは、2度あった可能性があると告白した。「オーケー、2回?わかったか!」とデ・ニーロは憤慨した様子で回答し、「決して無礼なことはしていない。恥を知れ、チェイス・ロビンソン!」と法廷にいた告発者に向かって叫んだという。

デ・ニーロはまた、ロビンソンに午後11時に高級寿司ラウンジ「ノブ」のマティーニを手配してくれるよう頼んだとのロビンソンの主張を認める場面もあった。

デ・ニーロはロビンソンに対して「決して虐待はしていない」と主張したが、彼女が起こしてくれなかったために約束に間に合わなかった後、彼女を「クソ甘ったれたガキ」と呼んだかもしれないことは認めたという。

ハリウッドの大物俳優とロビンソンの裁判闘争は、かつて信頼されていたこの従業員が、11年ぶりに突然辞任したわずか数カ月後の2019年8月に、デ・ニーロのカナル・プロダクションョンが彼女を訴えたことから始まった。ロビンソンは同プロダクションの会社の金庫を荒らし、デ・ニーロのマイレージを何百万マイルも盗み、仕事中にNetflixを見まくったとして彼女を告発した。

ロビンソンはすぐに1200万ドル(約18億円)の損害賠償を請求する訴訟を起こして反撃し、伝説の俳優が彼女をセクハラやいじめの対象にし、24時間365日働かされ、彼の "オフィス・ワイフ "の役割を引き受けることを期待されたと非難した。

ロビンソンが不誠実な従業員だったかと聞かれ、デ・ニーロは「不誠実?わからない。どうでもいい。彼女が僕のものを盗んだから、それを取り戻したかったんだ」と答えた。「この事件全体がナンセンスだし、馬鹿げている。私は自分のものを返してほしかった。私のものを返して、私の航空マイルを返してほしい。もうたくさんだ」と陪審員に訴えたとい

2008年にデ・ニーロの下で働き始めたロビンソンは、2019年4月に年俸30万ドル(約4500万円)の仕事を「辞めさせられた」と訴えている。「私はこの仕事に心血を注ぎ、その結果、私の人生の他の部分や機会は保留された。あなたはいつも最優先だった」と主張している。
両者の主張は真っ向から対立しているが、陪審員がどう判断するのか評決の行方が注目される。