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沢尻エリカ被告に裁判官が「もう一度ここに来ることがないように」
(2020年2月6日)
麻薬取締法違反罪に問われた女優沢尻エリカ被告(33)の判決公判が6日午後3時、東京地裁で開かれ、懲役1年6月執行猶予3年の判決を言い渡した裁判官が「もう一度ここに来ることがないように」などと説諭した。
沢尻被告は初公判と同じ黒のパンツスーツに白シャツで黒髪をポニーテールにしていた。しっかり裁判長を見て判決を聞いていたという。
裁判官は判決理由について「かねてから薬物を入手できる付き合いを重ねて、まわりからその関係を断つように勧められたにもかかわらず、関係を続けた男性から入手した。発覚しなければいいという考えで刑事責任を軽く見ることはできない」と厳しく指摘。一方で「反省し入院し、今後も通院して更生することを明らかにしている」などと指摘したという。
■裁判官「女優として取り組む前提として他人を思いやる心構えが十分でなかった」
そして説諭といわれる裁判官の意見を述べ「女優として取り組む前提として、他人を思いやる心構えが十分でなかったように思います。失った信頼を取り戻すのは簡単ではないが、まずは一人の社会人として信頼されるよう努力してください」と諭すように話したという。
さらに「この種の事件は再犯のリスクが高い。絶対にしないと被告人は言うがまた同じような事件を引き起こす可能性が高い。沢尻被告は入院をしたり更生に努めているのは非常に意欲があり信頼しているので、もう一度ここに来ることがないように」と諭すように話したという。沢尻被告は裁判長の目を見て背筋を伸ばして、裁判長が話す一言一言に小さくうなずくように聞いていたという。
判決言い渡しが終了すると、沢尻被告は一般傍聴席を振り返って深く一礼をして退廷した。
沢尻被告は記者会見などは行わず、再び後部座席がカーテンで覆われた車に乗り、詰めかけた報道陣に姿を見せることもなく入院中の都内の病院に戻った。
都内のマンションで母親と同居していた沢尻被告だが、近く退院して月1回通院するという。沢尻被告は都内のマンションで母親と同居していたが、今後は兄も同居して交友関係や日々の生活に注意を払い生活をサポートするという。
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