第95回キネマ旬報ベストテン、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」5冠

(2022年2月3日21:45)

第95回キネマ旬報ベストテン、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」5冠
日本映画監督賞などを受賞してスピーチする濱口竜介監督(Youtubeキネマ旬報チャンネルより)

第95回キネマ旬報ベスト・テン発表&表彰式が2日、都内で行われ、濱口竜介監督(43)の「ドライブ・マイ・カー」が日本映作品賞、日本映画監督賞、読者選出日本映画監督賞、日本映画脚本賞、助演女優賞(三浦透子)の5部門で受賞した。授賞式の模様はキネマ旬報のYouTubeチャンネルで配信された。
「ドライブ・マイ・カー」で読者選出日本映画監督賞、日本映画脚本賞(大江崇充氏と共同)、日本映画作品賞、さらに「ドライブ・マイ・カー」と「偶然と想像」で日本映画監督賞受賞した濱口監督は、監督賞のスピーチで「歴史のある賞で、この賞にどれほどすごい監督が連なっているかと思うと本当に恐縮という一言に尽きるのですが。さきほど『ドライブ・マイ・カー』に関して役者さんたちの名前(西島秀俊、三浦透子など)を多々上げさせていただきましたけど、『偶然と想像」に関しても、古川琴音さん、中島歩さん、玄理さん、渋川清彦さん、森郁月さん、甲斐翔真さん、占部房子さん、河井青葉さん、そういった方たちが素晴らしい演技をしてくれて、『ドライブ・マイ・カー』でも『偶然と想像』でも、その役者の皆さんがいい監督のように見せてくれているのがじっさいなのではないか』と出演者たちを称えた。「素晴らしい演技をしてくれた役者さんたちと、演技をしっかりとカメラに焼き付けるための努力をしてくれたスタッフの皆さん、そしてその環境全体を守ってくれたプロデューサーの皆さんのこの場を借りてお礼を申し上げます」と語った。

濱口監督の「ドライブ・マイ・カー」は第74回カンヌ国際映画祭で日本映画では初の脚本賞を受賞。さらに国際映画批評家連盟賞、AFCAE賞、エキュメニカル審査員賞の3つの独立賞も受賞したほか、第79回ゴールデングローブ賞では日本映画では62年ぶりに火英語映画賞を受賞。さらに第56回全米批評家協会賞の作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞(西島秀俊)を受賞するなど海外での評価も高く、3月28日に開催される第94回米アカデミー賞で長編国政映画賞の有力候補といわれているが、その枠だけでなくメインの賞にもノミネートされる可能性があるとみられる。

■第95回キネマ旬報ベスト・テン

日本映画作品賞 「ドライブ・マイ・カー」
日本映画監督賞 濱口竜介(「ドライブ・マイ・カー」と「偶然と想像」)
日本映画脚本賞 濱口竜介・大江崇充(「ドライブ・マイ・カー」)
主演男優賞   役所広司(「すばらしき世界」)
主演女優賞   尾野真千子(「茜色に焼かれる」「ヤクザと家族 The Family」
助演男優賞   鈴木亮平(「孤狼の血 Level2」「燃えよ剣」「土竜の唄 FINAL」)
助演女優賞   三浦透子(「ドライブ・マイ・カー」)
新人男優賞   和田庵(「茜色に焼かれる」)
新人女優賞 河合優実