中島ゆたかさん死去 74歳 大腸がん 「トラック野郎」シリーズ初代マドンナ

(2025年12月4日17:00)

中島ゆたかさん死去 74歳 大腸がん 「トラック野郎」シリーズ初代マドンナ
中島ゆたかさん(公式サイトから)

「トラック野郎」シリーズの初代マドンナ役などで知られる女優の中島ゆたか(本名=上野ゆたか)さんが11月27日午後11時15分、大腸がんのため神奈川県の自宅で死去した。73歳だった。かつて所属していた東映が3日、発表した。

中島さんは3年前に大腸がんを患い、手術を受けて闘病しながら仕事を続けていたという。今年7月5日、東京・豊島区の新文芸坐で行われた「公開50周年記念 トラック野郎・銀幕を駆ける一番星」で、自身が初代マドンナを演じたシリーズ1作目の「トラック野郎 御意見無用」(75)の上映とトークショーに、同シリーズの主題歌「一番星ブルース」を作曲した宇崎竜童とともに登壇して同曲を一緒に歌唱したのが最後の仕事になった。

中島さんは1952年10月5日生まれ。茨城県出身。71年にミス・パシフィック日本代表に選ばれ、世界大会で2位に入選。同年高校を卒業後モデルをしていたが、東映の山口和彦監督に勧められ73年、東映入社。同年、山口監督、梅宮辰夫主演の「夜の歌謡シリーズ 女のみち」の準主役でデビュー。日本映画プロデューサー協会新人賞を受賞。「夜の歌謡シリーズ・なみだ恋」(73)で初主演。千葉真一主演「直撃!地獄拳」(74)、同「少林寺拳法」(75)、菅原文太主演「横浜暗黒街・マシンガンの竜」(76)などのアクション映画に出演。「トラック野郎」シリーズ第1作「トラック野郎 御意見無用」(75年、鈴木則文監督)で、菅原文太演じるトラック野郎の星桃次郎が一目惚れする盛岡のドライブインのウェイトレスで、初代マドンナとなる倉加野洋子を演じた。テレビではTBS「Gメン’75」(75)、テレビ朝日「赤穂浪士」(79)や2時間ドラマなどで活躍した。