ブラッド・ピット(53)と離婚協議中のアンジェリーナ・ジョリー(43)が名前から“ピット姓”を外したことが分かった。2人は離婚が正式に成立するのに先立って、基本的に結婚生活は終了してオフィシャルに独身に戻ったことを認める裁定を裁判所で得ていた。今後は財産分与や子供の親権をめぐって協議を続けて年内にも正式離婚となる見通しのようだ。
米芸能サイト「レーダーオンライン」が入手したロサンゼルスの高等裁判所の記録によると、12日付でアンジーはそれまでの「アンジェリーナ・ジョリー・ピット」という本名からピット姓を外して「アンジェリーナ・ジョリー」に戻ったという。2人は同日、正式に離婚が成立する前に、基本的に結婚生活は終了して法的に独身に戻ったことを認める米国の「bifurcated judgement」と呼ばれる裁定を裁判所で得た。6人の子供の親権や財産分与についての詳細についての交渉はまだ数か月続き、最終的に合意に達したところで正式に離婚が成立する見通しだという。2人と親しい関係者によると「お互いの生活を前に進めるために(独身宣言が)必要だと考えた」という。
2人の間にはマドックス(17)、パックス(14)、ザハラ(13)、シャイロ(12)、男女の双子のヴィヴィエンヌ(10)、ノックス(10)の6人の子供がいるが、子供たちはハイフンでつないだ「Jolie-Pitt」(ジョリー・ピット)姓のままにするという。
2人は2004年、「Mr.&Mrs.スミス」で共演して交際するようになり、当時ピットはジェニファー・アニストン(50)と結婚していたため不倫と騒がれた。ピットは2005年に離婚してアンジーとの交際を続け2014年に結婚。ハリウッドの最強カップルといわれていたが2016年9月、ロンドンから一家で帰国する飛行機の中でピットが酒に酔って長男マドックスに暴言を吐き虐待したとして、アンジーが裁判所に離婚を申請。裁判で子供の単独親権を主張するアンジーと共同親権を主張するピットが争い泥沼化していたが、法的に独身となったことで2年半にわたる離婚協議も大詰めを迎えている。