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ブロードウェイのスーパースター、ワクチン接種拒否で舞台降板

(2021年8月15日12:20)

ブロードウェイのスーパースター、ワクチン接種拒否で舞台降板
ローラ・オズネス(インスタグラムから)

ブロードウェイのスーパースター、ローラ・オズネス(35)が、新型コロナウイルスのワクチン接種を拒否したために出演が決まっていた舞台から降ろされたことが分かった。劇場側は出演者やスタッフにはワクチン接種をするかPCR検査の陰性証明書を提出することを求めているという。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、2008年にタレント発掘番組で優勝して一躍有名になり、その後ブロードウェイで舞台女優としてキャリアを積んできたオズネスは、8月29日にイーストハンプトンのギルドホールで行われる「Crazy For You」の一夜限りの公演に出演する予定だった。だが、ワクチンの接種を拒否したために降ろされ、代役にシエラ・ボーゲス(39)が決まった。

劇場側は出演者やスタッフにはワクチン接種をするかPCR検査の陰性証明書を提出することを求めているという。共演者のトニー・ヤズベックは「家に2人の小さな子供がいる」と言って、彼女にルールに従うよう迫ったが応じなかったという。

演劇界のアカデミー賞といわれるトニー賞に2度ノミネートされているオズネスはインタビューで自らを保守的キリスト教の信者と語り、ワクチンを信用していないことを明かしたといわれる。米国では一部の保守的なキリスト教徒の間で反ワクチンの風潮が広がっていると報じられた。

同劇場の芸術監督であるジョシュ・グラッドストーン氏は、「私たちは俳優組合が要求していることや、ブロードウェイが要求していることに沿って、パフォーマンスの要求をしています。ローラが参加できないのは残念ですが、またローラと一緒に仕事ができることを楽しみにしています。私たちは、スタッフと観客の安全を確保することを重視しています」とコメントした。ブロードウェイ連盟によると、ブロードウェイのショーにを行う際には、観客、出演者、バックステージスタッフにワクチン接種の証明書の提示を求めているるという。