ジェームズ・キャメロン監督、「アバター」シリーズを語る「4、5作目はほかの監督に交代するかもしれない」

(2022年7月5日20:45)

ジェームズ・キャメロン監督、「アバター」シリーズを語る「4、5作目はほかの監督に交代するかもしれない」
ジェームズ・キャメロン監督(Instagram/@jamescameronofficial)

ジェームズ・キャメロン監督(67)が史上最高の興行収入を記録した「アバター」(2009年)の続編について語った。12月公開予定の2作目「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」を含めて4作の新しいシリーズを製作。4作目と5作目はほかの監督に交代する可能性を示唆したという。

キャメロン監督は、米「Empire」誌の世界限定版「Avatar: The Way Of Water」で、同じ宇宙を舞台に、光り輝く惑星パンドラで巨大な物語を語る4作の新しいサーガを作ることを明らかにした。その第1作目「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」は今年12月16日に公開され、タイトル未定の第3作目は2024年に公開される予定。その後、4作目と5作目が製作に入る。シリーズ全体がキャメロン監督のアイデアだが、一方で最後の2作を自身が監督するかどうかについては未定だという。

キャメロン監督は、「アバター映画そのものは、ある種、すべてを飲み込むようなものだ」と語った。「私は他にもエキサイティングな作品をいくつか進めています。いずれは、3作目以降か4作目以降かわからないが、信頼できる監督にバトンタッチして、他の作品を手がけられるようにしたいと思う。あるいは、そうしないかもしれないがわからない」という。
そして「家族について、持続可能性について、気候について、自然界について、実生活でも映画人生でも私にとって重要なテーマについて、私が語らなければならないことはすべて、このキャンバスで語ることができる」と説明した。

キャメロン監督はレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが共演した「タイタニック」(1997年)でアカデミー賞11部門を受賞し、自らも監督賞を受賞し、米国の歴代最高の興行収入を記録。12男年ぶりの「アバター」(2009年)で米国の歴代最高の興行収入を更新し、1位が「アバター」で2位が「タイタニック」になった。「ターミネーター」シリーズや「エイリアン2」(1986年)も手掛けているハリウッドのNo.1ヒットメーカー。

2作目の「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」は、1作目から約10年後、地球からはるか彼方の惑星パンドラの神秘的な世界が舞台。元海兵隊員のジェイク(サム・ワーシントン)はパンドラの一員となり、先住民ナヴィの女性ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)と結ばれる。家族を築き、子どもたちと平和に暮らしていた2人だが、再び人類がパンドラに現れたことで神聖な森を追われ、「海の部族」の元に身を寄せる。サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナのほかにシガニー・ウィーバー、ケイト・ウィンスレット、クリフ・カーティスなどのキャストで、3時間を超える対策になるといわれる。12月16日に日本でも公開される予定。