エリザベス・モス、映画「17歳のカルテ」撮影秘話明かす 現場は「内戦状態」だった!?

(2024年5月8日20:30)

エリザベス・モス、映画「17歳のカルテ」撮影秘話明かす 現場は「内戦状態」だった!?
エリザベス・モス(Instagram/@elisabethmossofficial)

エリザベス・モスが映画「17歳のカルテ」の撮影秘話を明かした。アンジェリーナ・ジョリー派とウィノナ・ライダー派に分かれて「内戦状態だった」という。

米TMZによると、エリザベス・モスは、「17歳のカルテ」(原題:Girl, Interrupted、1999年)の撮影現場は、女の子同士がやりあう学園コメデイ「ミーン・ガールズ」のようだったと明かした。アンジーにつくのかウィノナにつくか、「みんなで選ばなければならなかった」という。同作ではストーリー上でも2人が激しい火花を散らしした。

エリザベス・モス、映画「17歳のカルテ」撮影秘話明かす 現場は「内戦状態」だった!?
「17歳のカルテ」のアンジー㊧とウィノナ(Instagram/@girl_interrupted1999 )

「17歳のカルテ」(1999年)は、自らも境界性パーソナリティ障害で精神科入院歴のあるウィノナが、精神病棟を患者の視点で赤裸々に描いた原作に惚れ込んで映画化権を買い取り、製作総指揮を務めた。ライダー、アンジーを始め、ブリタニー・マーフィやクレア・デュヴァルなどの若手演技派女優の競演が注目された伝説的作品。

エリザベス・モスによると、撮影中にアンジェリーナ・ジョリーのグループが結成され、とても威圧的に感じたという。モスはウィノナ派になり、実際にかなり親しい友人になり、撮影中よく一緒にランチに出かけたという。
だが、モスはアンジーに歓迎されなかったわけではなく、最近アンジーに会う機会が増えたという。「.彼女は本当に素敵な人で、撮影の時の記憶ほど威圧的ではない」と付け加えた。

ちなみに、ウィノナは撮影現場での俳優たちの”溝”について言及していた。2010年当時、彼女はシドニー・モーニング・ヘラルド紙に、撮影中にアンジーと仲良くなったと思ったが、「アンジーが最高の演技をするためには、彼女のキャラクターをもっと見る必要があると感じた」と意識しえ距離を置いていたことを語っている。TMZは「ウィノナの評価が正しければ、これは最高のメソッド演技であり、アンジェリーナはこの映画で2000年のアカデミー助演女優賞を受賞した」と指摘した。

モスは、「17歳のカルテ」や、エミー賞主演女優賞(ドラマ紋)を受賞したHuluの「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」(17)などで知られ、伝説のゴシック女流作家シャーリイ・ジャクソンの伝記小説をもとにした映画で、”魔女”とよばれたシャーリイを怪演している[Shirey シャーリイ」が7月5日に日本で公開される。