大谷翔平が”二刀流効果“でMLBア・リーグの新人王

(2018年11月12日)

  • 大谷翔平
  • 記者30人中25人が1位に大谷を選び圧勝だった(MLB.comより)

”二刀流“で活躍したエンゼルスの大谷翔平(24)が12日、ア・リーグの新人王(Rookie of the year)に選ばれた。日本人の新人王は野茂英雄投手(1995年)、佐々木主浩投手(2000年)、イチロー外野手(2001年)に続いて4人目で、17年ぶりの快挙となった。

新人王は、メジャーリーグを取材する30人の記者が1位5点、2位3点3、3位1点で投票して選ばれる。大谷は30人中25人が1位に選び、総合得点137点で、2位のヤンキースのアンドゥハー内野手(89点)、3位の同トーレス内野手(25点)に大差をつけての圧勝だった。 大谷は5月の時点では1位だったが、その後右ひじ靱帯を損傷して欠場したときには2人に抜かれた。復帰してから打者として活躍。9月に逆転して1位になった。

投手としては4勝2敗、防御率3・31。打者では打率・285、22本塁打、61打点、10盗塁だった。 ニューヨーク・タイムズ紙はメジャーリーグ50イニング以上を投げて20本塁打以上を記録したのは1919年のべーブ・ルース以来と報じた。”二刀流”の元祖で野球の神様のルースと比較されてメジャーリーグに”オオタニサン”旋風を巻き起こしたことが決め手となった。大谷は岩手県花巻市の花巻東高校の出身で、岩手日報は号外を出して大々的に報じるなど日本でもフィーバーとなった。