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NFLのコリン・キャパニックがジョージ・フロイドさんの死に抗議する運動に支持コメント

(2020年5月29日)

黒人男性ジョージ・フロイドさん(46)が白人警官に地面に押さえつけられて死亡した事件は暴動が起きるなど米国で大きな波紋を広げている。そうしたなか元サンフランシスコ・フォーティナイナーズのスター選手コリン・キャパニック(32)がSNSで抗議運動を支持する過激なコメントを発表した。

米芸能サイト「TMZ」によると、米ミネソタ州ミネアポリスで25日(現地事件)、アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさん(46)が、偽札を使用した疑いで逮捕された際に、白人警官が手錠をかけ地面に押さえつけ、無抵抗のフロイドさんの首をヒザで圧迫し続け、フロイドさんが「息ができない」「殺さないで」と訴え、周囲も「危険だ!」と制止しようとしたが警官は無視しフロイドさんは死亡した。

その場にいた白人警官4人は懲戒解雇となったが、現場の様子をとらえた映像が手r日のニュースやSNSで流れて抗議行動が起きた。殺人罪で警官を裁判にかけることを求める「#justiceforGeogeFloyd」(ジョージ・フロイドに正義を)の声がSNSで広がり、人気歌手のジャスティン・ビーバー、アリアナ・グランデ、セレーナ・ゴメスらセレブたちもSNSで抗議した。

そして28日(現地時間)、「I can’t Breath」(息ができない)と叫んで放火するなど暴動に発展。ミネアポリス警察の第3分署で大規模な火災が発生して激しく炎上して警官は避難した。さらには暴徒がスーパーなどに乱入して略奪行為を繰り返すなどしたために州兵500人が出動した。

そうしたなか、キャパニックはツイッターやインスタグラムに抗議行動を支持するコメントを発表した。(上から2番目のツイッター)

「礼節が死んだとき、反乱が起きるのは唯一の必然的な反作用だ」と指摘。「平和への叫びは雨のように降り注ぐだろう。そしてその時には耳が聞こえなくなるだろう。あなたたちのの暴力がこのレジスタンスをもたらしたからだ」と付け加えた。そして「我々には反撃する権利がある!パワーとともに眠れ、ジョージ・フロイド」と締めくくった。

キャパニックは2016年26日、試合前の国歌斉唱でひざをついて起立を拒否。「黒人や有色人種への差別がまかり通る国に敬意は払えない」と人種差別への抗議だと語った。チームは「宗教や表現の自由をうたう米国の精神に基づき、個人が国歌演奏に参加するかしないか選択する権利を認める」との声明を発表した。NFLは声明で、演奏中に選手たちが起立することを奨励するが強制ではないとした。

キャパニックは2011年から2016年までNFLの名門サンフランシスコ・フォーティナイナーズに所属してクオーターバックとして活躍。16年にフリーエージェントになり、18年のシーズン終了後はどのチームとも契約していなく、2年間NFLでプレーしていない。