赤江珠緒アナ「売名行為などという心無い言葉もあり」とコロナ感染公表の胸中告白

新型コロナ感染を公表したフリーアナウンサーの赤江珠緒アナ（４５）がパーソナリティを務めるTBSラジオの「赤江珠緒珠結び」に寄せた長文コメントの「追記」が１７日付けで、同番組の公式サイトで公開された。そのなかで赤江アナは「売名行為などという心ない言葉もあり、闘病中の生活の中で、発信するのは、なかなかハードルが高いところです」と胸中を告白した。

「この度は私どもの私信を、取り上げて頂きありがとうございます。病気という個人的なことを公の場であちこちで語ることにはいまだに売名行為などという心ない言葉もあり闘病中の生活の中で、発信するのは、なかなかハードルが高いところです」とコロナ感染を公表することが「ハードルが高い」という現状について指摘した。
「ただ、ここまで社会を変えてしまった病気の正体をしっかり知る為には、経験者が語り、それを社会としてムラなく集めるという事には少なからず意味があると私は考えています。 実際、この病は、個人差が症状にも相当あり、命を落とす人もいれば、驚くほど軽くやり過ごせた人もいるかもしれません」と訴えた。

「それぞれは一例に過ぎなくても、それが集まればこの未知の病の輪郭が、少しははっきりするのではないでしょうか。とはいえ、コメントを出すのは本当に難しいと実感しています。 今の時代、発信した事は、切り取られ、さまざまな媒体で報道されます。私も細心の注意は払ったつもりですが、誤解されている点もありますので、改めてお伝えして頂きたく思いま」という。

■「追跡調査の意義を否定したつもりはなく、それを当然としたうえで誰々がうつした。というような過剰な犯人扱いは必要でしょうか？という意味合いです」

そして「『感染ルートをたどる意義も当然あるでしょう。ただ、過剰な犯人探しは、今、この時点において必要でしょうか』というコメント。追跡調査の意義を否定したつもりはなく、それを当然としたうえで誰々がうつした。というような過剰な犯人扱いは必要でしょうか？という意味合いです」としている。
「このように、少しの言葉の選択違いで、この病は、誤解を生じかねない非常にセンシティブな取り扱いの難しいものになってしまっています。病気の輪郭を少しでも明らかにして社会に還元できる事がないかと思うと同時に、この病気の発信の難しさを感じざるを得ません。どうぞ、報道していただく皆様に、発信の意義と難しさをご理解いただきたくお願い申しあげます」と要請した。

赤江アナはテレビ朝日「報道ステーション」のメインキャスター、富川悠太アナ（４３）が１２日にコロナに感染したことが判明したことで、同番組の総合演出を担当する夫にもコロナ感染の可能性が出てきた（１５日に陽性と診断）１１日から、家族で自宅で待機していた。１５日に夫の陽性が判明。１８日に自身も感染したことを公表した。１６日には「たまむすび」の公式サイトに現在の自身の症状やコロナ問題についての「６項目のアドバイス」を明かす長文のコメントを寄せていた。今回はその長文コメントの「追記」が公表された。