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芸能NewsEye
NHKが旧ジャニーズタレント新規起用再開
「紅白」出場へ
(2024年10月17日12:00)

NHKが旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)所属タレントの番組への新規起用を再開することを16日、明らかにした。大みそかの「NHK紅白歌合戦」にSnow Manなど同所属タレントが出演するとみられている。テレビ東京が3日、新規起用再開の方針を明らかにしており、全ての主要テレビ局が解禁となる。
NHKの稲葉延雄会長が同日の定例会見で、「被害者への補償と再発の取り組みに加え経営の分離も着実に進んでいることが確認できた」としたうえで「きゅ10月16日をもって製作現場の判断で所属タレントへの出演依頼を可能とすることにした」と語った。
それにともない、「紅白」についても「制作現場の判断で契約再開可能」となるとしている。
NHKは旧ジャニーズ事務所の創業者ジャニー喜多川氏(19年死去)の性加害問題を受けて、昨年9月に所属タレントの新規の出演依頼を行わないことを発表。同年大みそかの「紅白」には1979年の第30回紅白以来のジャニーズタレントの出演「ゼロ」と異例の事態となった。その前年にはSnow Man、SixTONESなど6組が出場していた。
稲葉会長は「これですべて終わったとは当然考えていない。この問題をめぐっては、マスメディアの沈黙との指摘があったように、MHKにおいても当時の対応は十分ではなかった」と語り、今後も被害者への補償などの同事務所の対応を注視していくと語ったという。
11日に「紅白」の司会が発表され、出場歌手発表も迫る中での解禁に、「稲葉会長は会見で『紅白の製作に向けて判断したわけではない』と言っていたようだが、紅白の出場歌手を決める時期が迫るなかでの発表となった。最近、テレ東が解禁したことで、民放の全在京キー局が解禁になったこともあり、NHKも解禁に踏み切ったのではないか」(テレビ関係者)
一方で、被害者への補償では「被害者救済委員会」に1000人が被害を申告し、510人と補償内容で合意したとしているが、補償金の金額やそれぞれの被害の実態との関係などの詳細は明らかにされていないとの指摘もあるなかでの全面解禁となった。