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アンバー・ハードがジョニー・デップに”倍返し“ 106億円の損害賠償を求めて反訴

(2020年9月3日0:30)

アンバー・ハードがジョニー・デップに”倍返し“ 106億円の損害賠償を求めて反訴
(全面戦争のデップ㊨とハード=インスタグラムから)

アンバー・ハード(34)が元夫のジョニー・デップ(57)に1億ドル(約106億円)の損害賠償を求めて反訴したことが分かった。デップはハードの人生を破滅させるために偽のアカウントを使って「中傷キャンペーン」を行ったとしている。デップはハードがワシントンポスト紙に寄稿した手記で名誉を棄損されたとして5000万ドル(約53億円)を求めて提訴していた。ハードが”倍返し“の反訴に踏み切ったことでドロ沼の裁判闘争は第2ラウンドに突入した。

米誌ニューヨークポスト(電子版)によると、デップが彼女に対して名誉棄損で5000万ドルの損害賠償を請求してバージニア州の裁判所に提訴した裁判で、ハードはデップの請求棄却を求め、さらにはデップの請求額の2倍の1億ドルの損害賠償を求めて反訴した。

ハードは先月、デップが英紙「サン」を名誉棄損で訴えた裁判で、「サン」側の証人として出廷してデップのDVなどを詳細に証言した。判決は近く出る見込みだが、それに先立って、デップが米国でハード本人に対して名誉棄損で5000万ドルを請求して提訴した裁判で反撃に出た格好だ。

ハードは、デップの米国での訴訟は「虐待と嫌がらせ」に過ぎないと主張。彼女を「売春婦」「メス豚」「非人間的なクズのコバンザメ」など「最も恐ろしい名前」で呼ぶなど再び「横暴な物理的な暴力」を振るったと厳しく非難。さらにデップまたは彼の代理人は、「彼女をターゲットにする目的で特別に作成されたSNSのアカウント」を使って事実無根の中傷キャンペーンを展開し「彼女の人生とキャリアを台無しにしようとした」と主張。そのうちのいくつかはロシアと結びついている可能性も示唆しているという。

ハードが2018年12月、ワシントンポスト紙に寄稿した手記で、デップの名前は出していないが、DVを告発したことで決まっていた役を降ろされたり殺害予告をされたり報復を受けたなどと告発したのに対して、デップは2019年3月、事実無根で名誉棄損として500万ドルの巨額賠償を請求してバージニアの裁判所に提訴した。裁判は2021年1月に始まる予定だったが デップは「ファンタスティック・ビースト3」の撮影があるため、同年3月から6月の間に延期するよう要求していた。そうしたなかハードの”倍返し反訴“で「DV」をめぐるロンドンでの名誉棄損裁判に続く第2ラウンドはどうなるのか成り行きが注目される。

■ジョニー・デップVSアンバー・ハードの”バトル“の経過

デップとハードは2012年に「ラム・ダイアリー」で共演したのがきっかけで恋愛関係になり、同年デップは長年のパートナーだったヴァネッサ・パラディ(45)との破局を発表。14年にハードと婚約して翌年2月に結婚したが、わずか1年3か月の結婚生活で16年5月にハードが離婚を申請。酒に酔ったデップからDVを受けていたとしてあざができた顔写真を公開して波紋を広げた。デップはDVを否定していたが17年8月にデップが700万ドル(約7億7000万円)を支払うことで離婚が成立した。これで一件落着かと思われたが続きがあった。
18年10月、デップが雑誌「GQ」(英国版11月号)のインタビューで、ハードに対するDVを全面否定して、ハードのDV告発で「シンデレラから醜い男にされた」などと激しく非難。さらにハードが同年12月ワシントンポストに手記を寄せてDVを告発したら報復されたとしてそうした社会構造を変える必要があるなどと訴えて、その後デップが「妻虐待夫」と報じた英紙「サン」とワシントンポストに手記を書いたハードを名誉棄損で提訴した。