米映画俳優組合のストライキが118日間で終了 スタジオ側と暫定合意

(2023年11月9日21:15)

米映画俳優組合のストライキが118日間で終了 スタジオ側と暫定合意
ハリウッドのスト終結

米映画俳優組合(SAG-AFTRA)は、ハリウッドの主要スタジオと新たな暫定合意に達し、俳優たちのストライキを事実上終結させた。同組合は8日(現地時間)、全米映画テレビ制作者協会(AMPTP)と新たな3年契約で合意に達したと発表し、これにより組合の俳優たちは仕事に復帰できるようになり、.ストライキで長期間止まっていた米ショービジネスが軌道に乗ることになる。米メディアが報じた。

米TMZによると、8日午後、SAG-AFTRAと TV・劇場委員会は全会一致でAMPTPとの暫定合意を承認し、118日間のストライキに終止符を打った。ストライキは11月9日(木)午前12時1分(現地時間)に正式に終了すると付け加えた。

ストリーミング配信による俳優への収益配分の変更やAIの使用における規制など、組合がAMPTP側に要求していた要求が認められたといわれる

全米脚本家組合(WGA)は5月2日から大規模なストライキに突入。これに呼応してSAG-AFTRAは7月14日からストライキに入っていた。両組合のストライキは1960年から63年ぶりだという。全米脚本家組合(WGA)は9月27日にストライキを終えていた。

ストライキにより、7月21日に公開された「ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART ONE」のプロモーションでトム・クルーズの来日プロモーションや、「バービー」のマーゴット・ロビーの来日が中止さるなど日本にも影響が及んでいた。 スト終結で、俳優のアレック・ボールドウィンらが喜びの声や祝福メッセージをSNSに投稿している。