セレーナ・ゴメス、スト中に主演ドラマの宣伝写真をインスタ投稿 炎上して削除

女優で歌手のセレーナ・ゴメス（31）が、主演するHuluのドラマシリーズ「Only Murders in the Building」のシーズン3を宣伝するため、セットからのモノクロ写真をシェアしたが、ハリウッドの俳優組合のストライキのルールに違反していると批判が殺到して削除した。米メディアが報じた。

米PageSixによると、ゴメスはドラマのセットでの写真を投稿し「行方不明なので待っている@onlymurdershulu 」とキャプションを付けたが、投稿は削除された。この投稿は、全米映画俳優組合（SAG-AFTRA）が全会員に対し、SAG-AFTRAとの協定のもとで制作された映画やテレビの作品への参加や宣伝を控えるよう、明確に命じていることに違反しているという。ストライキには、メディアのインタビューに応じること、コンテンツを共有すること、プレミア上映に立ち会うこと、映画祭、授賞式、コンベンションに出席することなどが含まれるという。

ゴメスの投稿に「音痴」と辛辣なコメントした批評家もいれば、「思いやりがない」と批判する人、「まだストライキ中でしょ、自分のために削除しなさいよ！」 という人もいた。 「これは直接的な違反だ。ソーシャルメディアへの投稿は、その仕事の宣伝に等しい」との指摘も。さらに「ルールを守るか、出ていくか」と迫るコメントもあったという。

映画俳優組合（Screen Actors Guild）とアメリカテレビラジオ芸術家連盟（American Federation of Television and Radio Artists）の両方をカバーし、16万人以上の映画・テレビスターを代表する二重の労働組合であるSAG-AFTRAは、350以上の大手スタジオとストリーミング大手を代表する業界団体である映画テレビプロデューサー連盟（Alliance of Motion Picture and Television Producers：AMPTP）との間で、適切な報酬、手当、保護を求める合意に達することができず、先月からストライキに入っている。

一方、1万1500人の脚本家を代表する全米脚本家組合（WGA）は、同様の要求をめぐって5月以来ストライキを続けており、ハリウッドの撮影などを急停止させている。