アーノルド・シュワルツェネッガー、ミュンヘン空港で3時間拘束される 税関で高級時計に課税

(2024年1月18日12:00)

アーノルド・シュワルツェネッガー、ミュンヘン空港で3時間拘束される 税関で高級時計に課税
アーノルド・シュワルツェネッガー(インスタグラムから)

アーノルド・シュワルツェネッガー(76)が17日(現地時間)、ドイツのミュンヘン空港で3時間にわたって拘束される騒動があった。米メディアが報じた。

米Page Sixによると、シュワルツェネッガーは、オーストリアのキッツビューエルで行われる自身のチャリティーで、オークションに出す予定の高級時計を持って入国したために税関で拘束されたという。

ミュンヘンの税関スポークスマンは、ドイツの『Bild』紙に、シュワルツェネッガーが持ち込んだ時計は輸入品にあたり登録すべきだったとして、税関が「刑事上の税務手続きを開始した」と語ったという。

問題の時計はスイスの高級ブランド、オーデマ・ピゲのもので、2万1000ドル(約310万円)以上の価値があるという。ある関係者は、シュワルツェネッガーは「申告書の記入を求められたことはなく、税関職員からの質問にはすべて正直に答えた」とPage Sixに語ったという。

シュワルツェネッガーは、この時計が自身の私物であるにもかかわらず、輸入品として税金を支払うことに同意したが、警官がクレジットカードの機械で決済するときに1時間もかかりうまくいかず、その後、ATMから引き出すために銀行に連れて行かれたが、必要な金額が引き出せず銀行はすでに閉まっていたという。税関に戻ると、別の職員が新しいクレジットカードの機械を持ってきて決済が終わり、その後釈放されたという。
シュワルツェネッガーは,最初はかなり冷静に取り調べを受けたが、時間と手続きに神経をとがらせていたという。時計のオークションは18日(現地時間)に行う予定だという。

シュワルツェネッガーの関係者は、「彼の慈善オークションは、全米の子供たちのための放課後プログラムや世界中の環境活動のために毎年数百万ドルを集めています」としたうえで「私たちは、ドイツが国内に持ち込む国民の財産に対する税金の支払いを求めるのと同じくらい、経済を立て直すことに多くのエネルギーを費やすことを願っています。そして、次回はドイツが彼のスーツに税金を支払わせないことを願っています」と皮肉を交えてコメントしたという。