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トム・クルーズの”コロナ暴言“で「ミッション:インポッシブル7」の5人のクルーが辞めた

(2020年12月17日15:10)

トム・クルーズの”コロナ暴言“で「ミッション・インポッシブル」の5人のクルーが辞めた
(トム・クルーズ=インスタグラムから)

トム・クルーズ(58)が「ミッション:インポッシブル7」のセットでソーシアルディスタンスを守らなかったスタッフ2人に激怒して「今度やったらクビだ!」などと怒鳴り散らして、その音声が流出した騒動で、怒った5人のスタッフが辞めてしまったという。一方で、女優のウーピー・ゴールドバーグ(63)がトムを擁護するなど波紋が広がっている。

英大衆紙「サン」によると、ロンドンの郊外で撮影中の「ミッション:インポッシブル7」のセットで、2人のクルーがコロナ対策のルールの一つである2メートル以上間隔をとるソーシアルディスタンスを破って1メートル以内に接近して立っていたのを見たトムが激怒して「2度と見たくない、決して見たくない!もし君が守らなかったらクビだ、また君がやるのを見たらお前は消え失せろ」「くそったれ」などと”暴言“を吐いたというニュースが浮上した15日(現地時間)夜、別の”噴火“が起きたという。

トムがコロナ対策でクルーに”爆発”したのは今回が2度目だという。ある情報筋によると「最初の爆発は大きくその後静まったが、クルーの緊張は数ヶ月間続いていた。トムの暴言が公になってから怒りが増し、何人かのスタッフが辞めてしまいました」という。
「撮影を続けようとしたのにもう耐えられない。トムは他の人たちが自分ほど真剣に考えていないことに動揺している。結局は彼が責任者なので一人で全部を背負っている」(関係者)という。

イーサン・ハント役でプロデューサーを務めるトムは、約50人のスタッフを隔離できるようにクルーズ船を購入するなど、コロナ対策に大金をつぎ込んでいるという。10月には、イタリアで撮影中に12人がコロナに感染して撮影が一時中断して撮影が遅れているという。2週間前にイギリスに戻って以来、トムはセット上でマスクを着用するなど自ら率先してコロナ対策を実践しているという。

英国のエンターテイメント組合「BECTU」のスペンサー・マクドナルドは「この業界で働くフリーランサーにとって非常に困難な1年の最後に、クルーに待ち受けていたものはハリウッドの巨万の富を持つスターの罵声と仕事を脅かされることだった」と痛烈に非難した。確かに、”部下“がコロナ対策を守らなかったとしても、適切な注意と指導をするべきで、罵声を浴びせたり「サン」が指摘するように「暴言」をわめき散らしたのが事実ならパワハラになる可能性は否定できない。

■ウーピー・ゴールドバーグはトムを擁護などセレブが反応

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、女優のウーピー・ゴールドバーグ(65)は16日(現地時間)、テレビのトーク番組「The Vew」でトムを擁護する発言をした。
「何人かの人はなぜ彼がそんなに怒るのか理解していない。私はそれを理解しています」 と語ったという。「あなたは新しいカメラオペレーターを得ることができます。それはカメラオペレーターへの無礼はありません。音声技師を雇うこともできる。しかし、もしトムがが見ていて、あなたがやるべきことをやっていないのを見たら、それはちょっとした中指を立てるようなものだと思います」と語った。
司会のジョイ・べハーは「トム・クルーズは完全に正当化されたと信じている」とコメント。共同司会のサニー・ホスティンはスタッフの安全違反だと示唆して「おそらく彼の怒り、彼の怒り、彼の失望を正当化するもの」と述べたという。

■トム・クルーズの”コロナ暴言“全文

「俺たちは絶対的な基準が欲しいんだ。ハリウッドが映画を作っているのは俺たちのおかげだ!彼らは私たちと私たちがやっていることを信じているからだ!私は夜な夜なスタジオや保険会社、プロデューサーと電話で話しているし、彼らは私たちを見て映画を作るために私たちを使おうとしている。われわれは何千人もの雇用を創出しているんだよ、このクソッタレども。2度と見たくない、決して見たくない!もし君が守らなかったらクビだ、またやるのを見たら、お前は消え失せろ。もしクルーの誰かがやったら... お前も、お前もだ。2度とやるな!クビだ。謝罪はいらない。われわれの産業が停止しているために家を失った人たちに言ってくれ。食卓に食べ物がなくなりカレッジの教育も受けさせられなくなる。それ(コロナ対策)があるから私は毎晩寝ることができるんだ。この業界の未来が!だから申し訳ないが謝罪の域を超えているんだ。私はあなたに言った、そして今、私はそれを望んでいる、そしてあなたがそれをしないならば、あなたは出て行ってくれ。この映画は中止にはさせない!わかったかな?私がもう一度見たら、あなたは消えてくれ。私が何を望んでいるのか理解しているか?自分の責任を理解しているか?君の理性は私が処理する。君が理性的に判断できないならクビだ。それだけだ。お前たちの存在を信じている。それだけだよ。それだけだなんだ。少しは考ええくれ。ユニバーサルとパラマウント…ワーナー・ブラザース。映画が存続しているのは俺たちのおかげだ。閉鎖すれば人々の仕事や家庭や家族が犠牲になる。それが現実だ。ずっと先の話だ。あなたたちのことは気にかけているが、わたしを助けてくれないなら消えろ。いいな?あの棒が見えるか?あれは何メートルだ?みんながパソコンの周りに立ってうろうろして、何をしてるんだ?従わないならマット・スプーナーに名前を提出してくれ。それだけだ。」