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ブラッド・ピット子供たちの共同親権を獲得 アンジーは判事の資格はく奪申し立て

(2021年5月27日13:15)

ブラッド・ピット子供たちの共同親権を獲得 アンジーは控訴申し立て
(アンジーとピット=インスタグラムから)

ブラッド・ピット(57)が、長い法廷闘争の末、アンジェリーナ・ジョリー(46)との子どもたちの共同親権を獲得したことが分かった。アンジーは判事が子供の証言を拒否したなどとして判事の資格はく奪を求めて争う構えだという。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、ピットは6人の子供たちの親権をめぐって平等な権利の共同親権を求めて、約5年間にわたってアンジーと法廷で戦ってきたが、共同親権を勝ち取ったという。アンジーはカリフォルニア州第2地区控訴裁判所に判事の資格ははく奪を請求したという。

2人が雇った民間の裁判官であるジョン・ウーダーカーク判事は、子供たちと面談した児童サービスの専門家や、家族を取り巻く人々などから、何か月にもわたって証言を得て、最近の判決の中で自分の考えを明らかにして、親権協定に大きな変更が加えられたというが裁判の手続きは非公開にされているという。
判事はアンジーの証言が「多くの重要な分野で信ぴょう性を欠き、当事者間の現行の親権命令は、子供たちの利益のために、ピット氏の要求に従って変更されなければならない」と判断。また、アンジーの反論や取り決めのさらなる遅延は「子供たちに重大な損害を与え、彼らは永続性と安定性をさらに否定されることになる」としているという。

これに対してアンジーは「判事は未成年のティーンエイジャーの経験、ニーズ、親権に関する希望についての意見を聞くことを拒否した」とし、14歳以上の子供が希望すれば証言を認められるべきだとするカリフォルニア州の規定を法的根拠としている。子どもたちは、17歳のパックス、16歳のザハラ、14歳のシャイロの3人がティーンエイジャーで、12歳の双子、ヴィヴィアンとノックスもいる。一番上のマドックスは現在19歳で親権の対象ではないという。

アンジーの代理人がカリフォルニア州第2地区控訴裁判所に提出した申請書によると、「ウーダーカーク判事は、ジョリーの公正な裁判を拒否し、子供たちの健康、安全、福祉に関連する証拠などジョリーの主張を実現するために重要な証拠を不適切に排除した」と主張している。またDV歴のある人物に親権が与えられると子どもの最善の利益を損なうという項目を「適切に考慮していない」と指摘した。ウーダーカーク判事の資格の剥奪を要求しているという。控訴裁判所はまだアンジーの請求に対する判断を下していないが、主張が受け入れられれば同判事の判決は破棄される可能性があるという。

2016年、フランスからアメリカへのフライト中のプライベートジェット機の中でピットが酔って当時15歳の息子マドックスに対して虐待を行ったなどを理由にアンジーは離婚を申請し、裁判で子供の親権などをめぐって争ってきた。事実上の離婚が認められ2人は法的に独身に戻ったが子供の親権をめぐる法廷闘争はさらに続きそうで成り行きが注目される。