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中居正広が手越祐也の退所会見についてアツく語った「世間やネットさん、見出しで火炎瓶を投げる前にちょっと待って」

(2020年6月28日17:20)

中居正広が手越祐也の退所会見についてアツく語った「世間やネットさん、見出しで火炎瓶を投げる前にちょっと待って…」」
(手越会見について語り中居 =28日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」から)

ジャニーズ事務所から独立した元SMAPの中居正広(24)が28日、フジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)にコメンテーターとして出演し、賛否が渦巻く元NEWSの手越祐也(32)の「ジャニーズ退所会見」について、元ジャニーズの先輩として「「世間やネットさん、火炎瓶を投げる前にちょっと待って…」などと訴えた。中居発言の真意とは?

■「組織(ジャニーズ)と個人(手越)がそりが合わなかった」

中居はまず手越の退所について「組織によって同じ業界でもルールとか規律は違うので、その組織と個がそりが合わなかったということだと思います」と指摘した。

数々の番組の司会をこなし今年2月に行った自身の退所会見も好評だった中居は、手越の会見について「ガイドラインがあるわけでもないですし、誰かに教えてもらえることでもないですし、会見を何べんも何べんも積み重ねているものでもないですから一発勝負なんですよ。取り返しのつかないつかない場面なんですよ」と指摘。

「歌のリハーサルやりました、芝居のリハーサルやりました、重ねて重ねての本番ではなく、 一発勝負なんですよ。それはやっぱり(手越には)荷が重いと思います」と手越に同情した。

■「見出しとか第一報でみんなが火炎瓶を投げて燃え上がってしまう」

「なぜ荷が重くなってしまったのかなというと、これは手越に限らずですね、トラブルやスキャンダルってタレントにあると思うんです。不審火が組織の中で起きてしまったときには、組織が火消しをするんですけれども、ちょっと漏れると、今ネット社会ではみんな火炎瓶を持ってどんどん投げ込むんで、(週刊誌などの)見出しとか第一報でみんなが火炎瓶を投げて燃え上がってしまう」と指摘。「本来なら双方の話を聞いてから火炎瓶なんですけど、こっち側の話を聞かないままみんな燃え上がってしまうんで、この会見も本質的なことをゆっくり話せばいいんですけど、まず火を消すことでいっぱいいっぱいなので、気持ちもアップアップになります。本来ならこれが早目に落ち着いた段階で、ちょっと話させてくださいよ、ということだったらこんな会見になっていなかったかもしれません」と指摘した。

■「最初の見出しの時にちょっと待って、手越の話聞きましょうと」

「燃え上がっちゃってるんですよ。だから最初の見出しの時に、もうちょっと世間、ネットさん、ちょっと待って、手越の話聞きましょうと。それからお前何なんだというならいいですけど、もうこの時間とスパンがあったりすると、目の前で燃え上がっているものを自分で消さなければいけないわけですから、それはしんどい会見になりますから早口にもなりますし、テンションも上がってますし、だからワードでいったらつじつまも矛盾も、突っ込みどころ満載なんですけれど、(本人は)それどころではないですよ」と語った。

「本来ならば組織の中でまず火を消すことを願ってみんな協力するんですけど、扉開けた時に空気がわっと入ってブワッと燃え上がると、バックドラフトじゃないですけど、近所の人がバケツを持って消そうと思っても消えないわけですから。ちょっと見出しで(火炎瓶を)投げるのはちょっと待ってほしいなっていうのは、フォローするわけじゃないですけれどもそのいきさつ、過程の中で、やっぱりルールを破ってしまったことそれは反省しなけければならないことはあると思いますが、ウーン、この炎は誰にも消せないですし…」と芸能人のスキャンダル、トラブルに対する事務所の対応や報道やネットでの燃え上がり方に違和感があることを吐露した。

中井が2月に行った退所会見はおおむね好評だったが「状況もタイミングも形も違いますし、ぼくと比べたら手越がかわいそうです。これからのことと今までのことが全然違いますから。模範があるわけじゃないから、ぼくのが成功というわけじゃないです」などと語った。中居は2月21日に木や会見を開いて、3月31日でジャニーズ事務所から独立して4月1日から個人事務所「のんびりなかい」に所属することを報告した。
また手越が外出自粛が要請されていた時に外出して会食したことについては「それは手越の形であって(今後の)準備をしたかったという感じで」とかばった。

■手越のマル秘エピソードも明かす

また手越と会った時のエピソードも披露。手越が出演する「イッテQ」(日本テレビ系)と中居が出演する「仰天ニュース」(同)同じ時間帯に収録があり、以前から手越がサッカーの番組の司会をやるときにゲストのコメントにワンパターンで「ハイ、ハイ」と繰り返しているのが気になっていたので、手越の楽屋を訪れ「相槌のレパートリーがいくつかあったほうが緩急が付いて奥行きができたりする」とアドバイスしたという。「おれが言ってるのが正しいわけじゃないけど、ちょっと頭に入れといてな」といったら手越は「ハイ」とまた同じパターンで答えたという。中居は自分のアドバイスが「1ミリも届いていなかった」と言ってスタジオが笑いに包まれた。「でもあれが手越の魅力であったりする」とフォローしていた。中居のコメントは元ジャニーズ事務所のタレントで、ジャニーズのタレントや事務所の内情にも詳しく、また自身もSMAPの解散をめぐって連日報道された体験に踏まえたものでもあり説得力があり、また後輩タレントへの気遣いも感じさせた。