井上和香、ブログで「コロナ日記」公開「40度近くの高熱が出て、嘘のような震え方」

女優でタレントの井上和香（40）が先月新型コロナウイルスに感染して自宅療養した体験を自身の公式ブログで公開した。夫と5歳の娘も陽性になり育児と自宅療養の両立の難しさも明かした。井上は先週から仕事に復帰した。

井上はブログで「コロナ日記」と題してコロナ感染と幼い娘の世話をしながらの自宅療養について詳細に報告した。
昨年12月27日の夜中に突然の寒気に襲われ、市販の風邪薬を飲んだが「4時間後には40度近くの高熱がでて、嘘のような震え方をするくらいの悪寒、節々が痛いとかそんなものではなく、全身が痛くて朝まで眠れませんでした」と発症したときの様子を明かした。
翌朝、かかりつけのクリニックでインフルエンザとコロナのPCR検査を受けインフルエンザの検査は陰性でPCR検査の結果待ちに。「家でも家族全員でマスクをして、あまり接触しないように私は寝室で寝ていました。身体の痛みはありましたが、解熱剤のおかげで熱は平熱に下がっていたので、思いの外楽に過ごしてました」という。
「娘はコロナの事など分かってるようでちゃんとは理解できていないので、私のそばにきてしまうんです。何度も何度も注意してると、部屋に入っちゃダメ！と語気が荒くなってしまう。体力もないし、泣きそうな娘を見てると本当に申し訳なく思いました」という。そして翌日、PCR検査が陽性と伝えられ「頭が真っ白になりました」という。

■「発症から5日目、倦怠感と止まらない咳、痰、息苦しさの症状が急に現れました」

「食材や日用品は毎日のように姉が玄関前まで買って届けてもらいました。本当に助かりました。それ以外にも、ネットスーパーなどいろいろ使っていました。娘にもコロナについてもう一度ちゃんと話して、移らないようにあまり近づいちゃいけない事を話しました。けど、やっぱり難しいですね。お母さんと遊ぶ！お母さんとご飯食べる！お母さんと一緒に寝る！など、離そうとすればするほど寄ってくる…子供ってそうですよね。苦笑」と子供との接触を断つことが難しかったことを明かした。
「主人も陽性なのでどっちが面倒みても陽性者と接触してしまう。濃厚接触者の14日間の観察期間の間、姉に預ける案も考えました。そうすれば預けた日から14日間で観察期間が終わります。でも、5歳の子に2週間両親と会えないのは現実的ではないし、子育て経験のない姉に面倒をみてもらうのも大変だし申し訳ないと思い断念しました」という。
「それから数日後。発症から5日目、倦怠感と止まらない咳、痰、息苦しさの症状が急に現れました。その時点でも熱は最大でも37.3度まででほぼ平熱でした。でも、どんどん具合が悪くなっていくような感じでずっと寝込んでいました。寝てても怠い、起きてても怠い。 辛い負のループでした」。
「続けて咳をして痰が詰まり、必死に取ろうとまた咳をすると喉が切れてるような痛みが走る。痰が詰まり過ぎて気管が塞がるんじゃないかと怖かったです。息苦しさも徐々にですが悪化していき、深く息が吸えてない感じがするので、たまに大きな深呼吸をしたくなる感じでした」と症状が悪化したことを明かした。

■娘もPCR検査で陽性に「いつもの家事が、苦しさの中だと本当にキツかったです」

そして「陰性の娘もいつもより熱が高めになってきたので、保健所の方に伝えてPCR検査を受けることになりました。結果、娘も陽性になっていました。幸いにも無症状でしたが、やはりどんなに気をつけていても同じ家で暮らしていると感染してしまうんだなと思いました。同じ家でも、感染者を部屋に完全隔離できたりすれば大丈夫かもしれないですが、我が家は私たち両親が陽性で同じ部屋にいる時間も多いので難しかったです。無症状ということは…とっても元気なので私が寝ているところから見える範囲でベランダで遊ばせたり、映画やYouTubeを観せたりして過ごしてました。当然お腹もすくのでご飯も作るし、洗濯もする。部屋の掃除は…できる限りやりました」。
「いつもの家事が、苦しさの中だと本当にキツかったです。寝ていたくても寝ていられない。子供がいると普通の生活を送らないといけない。これが自宅療養の現実だなと思いました」と幼い子供の世話をしながらの自宅療養の難しさを明かした。
「私の症状はというと、就業規制の6日になっても症状が改善しなかったので延長になりました。延長になると、症状が改善してから72時間経てばいいという事だったので、私は1月12日に就業規制を終了する事になりました。終了しましたが、息苦しさと咳の後遺症が残りました。ですが、徐々に改善して今はもう本当に元気です！」という。

■「本当にコロナは怖いです。私たちにできることは…」

「本当にコロナは怖いです。私たちにできることは、マスクをして、手洗い・うがいをするしかないんです！感染しないようにこまめにやって、1日でも早くコロナが終息してほしいと心から願っています。当たり前に友達と会えて、当たり前に仕事ができる日常…そんな日が早く戻ってきますように。そのために出来ることをどうか皆さんもやってください。私もやります」。 そして「という事で、私のコロナ日記は終わりです。今回書いた症状は私のものであって、他にもいろいろな症状があるので、参考までに読んでもらえたら嬉しいです」と締めくくった。