-
芸能NewsEye
NHKから旧ジャニーズ事務所タレント出演番組消滅 3月末で8番組が終了
(2024年2月15日11:30)
NHKが新年度の番組改定を14日に発表。故ジャニー喜多川元社長の性加害問題の旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)と新会社STARTO ENTERTAINMENTに所属するタレントが出演するテレビ、ラジオ番組が全て終了することが明らかになった。
今年度末で終了する番組は、SixTONESが出演する「バリューの真実」(Eテレ)、King&Prince永瀬廉出演の「とまどい社会人のビズワード講座」(Eテレ)、WEST.桐山照史出演「言葉にできない、そんな夜」(Eテレ)、河合郁人出演の「ニュージェネ!」(BSプレミアム)、Hey!Say!JUMPの八乙女光、伊野尾慧出演の「らじらー!サタデー」(ラジオ第1)など8番組。
NHKは昨年12月、ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐって、「被害者補償や再発防止への取り組みの着実な実施が確認されるまで、当面新規の出演は行わない」としていた。それに伴い昨年大みそかのNHK紅白歌合戦で、旧ジャニーズ所属タレントの出演が1979年の第30回以来ゼロの異例の事態に。そして今回の春の番組編成からも旧ジャニーズ系出演番組はゼロとなった格好だ。
NHKの山名啓雄メディア総局長は「今年4月からは編成しない判断をした。今の時点ではスタンスは変わらない」と語ったという。また稲葉延雄会長も同日の定例会見で、「われわれの期待している動きに比べて少し遅い」と苦言を呈したという。
旧ジャニーズ事務所は昨年、性被害の被害者の救済・補償を行うSMIL-UP.とタレントエージェントなどを行う新会社STARTO ENTERTAINMENTを設立して再出発したが、3月末でNHK出演番組消滅で厳しい状況はまだ続きそうだ。