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ハリウッド特急便
アンバー・ハードVSジョニー・デップ「壮絶ののしりあい」の音声が法廷公開
(2022年5月18日18:10)
ジョニー・デップ(58)とアンバー・ハード(36)の名誉棄損裁判で17日(現地時間)、2人がケンカをして壮絶なののしり合いをする音声が法廷で公開された。
米サイト「TooFab」によると、音声がいつ録音されたかは不明だが、2人が「私のチ×ポをしゃぶれ」「あまえのチ×ポなんかしゃぶれるか」「クズ野郎!」などとまるで映画の壮絶な夫婦げんかのシーンのように言葉巧みに攻め合っている音声が法廷で明らかにされた。
この音声の冒頭で、デップは「お前の思い通りにならなくなるまではすべてがうまくいくんだが、おまえの思い通りにならなくなるとおれが困るんだ」といい「おまえのような女はいらないんだ」と言い放つ。
そしてハードがデップに「私のチ×ポをしゃぶれ」「自分のチ×ポをしゃぶれ」と繰り返し言っているのが聞こえ、その後「あなたのファッキングな嘘、あなたのファッキングなしらふになるという話とか、あなたのファッキングな善意、あなたの甘さ、すべての嘘を信じなければよかった」と絶叫しているのが聞こえる。そして「あなたと子供を作るなん考えるのは間違いだった、あんた自身がファッキングな子供なのよ」などと叫ぶ。。
デップが言い返すと、ハードは再び「私のチ×ポをしゃぶれ」「自分のチ×ポをしゃぶれ」と叫び、デップは「自分のチ×ポをしゃぶりたくない。お前のファッキングな腹の中なんか見たくもない!」と応戦。
このとき、2人とも笑い出したが、ハードの笑いの方が少し激しかったという。デップはその後、彼女を「ファッキングなおかしいピエロ。最も甘やかされたファッキングなガキ」と呼び、「誰もがほとんどだまされている」といい「外に出てお前のオッパイをさらすかわりに、お前が何を提供しなければならないのか考えろ」と言い返した。
ハードは「あんたがそれを示しなさいよ!」といい「それが私のすることよ。それだ!」と止まらない。
ハードは20代のころのデップが出演したテレビドラマ「21ジャンプストリート」(1987年~1990年)について言い始め「あれは当たってなかった」と皮肉った。「あのね、少なくとも私は20代でドキドキするような恥ずかしいテレビのショーみたいなのはやってないわ」とハード。「私がどんな映画を撮ったかも知らないくせに」というと、デップは反撃し「お前のクソクソみたいな駄作と、クソみたいなセリフをいうのを見なければならなかった」と言い返した 。
ハードが彼を「笑いぐさ」と呼ぶと。デップは「ああ、おれは業界のジョークだよ、アンバー、アクアマン!」というと、ハードは「『21』が何であれ誰も気にしない!このクズ野郎が!」というなど、まさに罵詈雑言のオンパレードだ。この映像は、デップが彼女に「君の嫉妬はとても悲劇的だ」と言うところで終わっている。
■デップの弁護士が反対尋問でハードを追及
デップの弁護士カミール・ヴァスケス氏は法廷で前述の音声を再生した後、ハードに「あなたはデップさんに何度もあなたのチ×ポをしゃぶるように言いましたね」と尋ねると、ハードは「そうです」と答えた。
「あなたは彼を売り切れと呼んでいますね?」と質問。
ハードは「私は、彼が私のキャリアを批判し、それが私たちの関係に多くの問題を引き起こしたことについて不満を表明していました 」といい「私は彼のことを恐ろしい、醜い言葉で呼びました。私たちは本当にひどい言い方をし合いました」と語った。
「彼を落ちぶれたクソ野郎と言いましたか?」と聞かれ、ハードは「あの時はお互いそう呼んでいたと思う」と話した。
その後バスケス氏が、デップが「あなたに『アクアマン』の役を与えた」というと、ハードはこれをきっぱりと否定した。「いいえ、ヴァスケスさん、私はオーディションでその役を手に入れたんです。そういうものなのよ」と答えた。
デップのキャリアに嫉妬していたのかと聞かれると、ハードは「彼は私が彼のキャリアに嫉妬していると考えている」が、デップは彼女が仕事をしたり、友人と何かをするときに「とても嫉妬する」と主張し「彼はいつもとても嫉妬深いんです」と述べた。
■ジョニー・デップVSアンバー・ハードの”バトル“の経過
2012年に「ラム・ダイアリー」で共演したのがきっかけで恋愛関係になり、同年デップは長年のパートナーだったヴァネッサ・パラディ(45)との破局を発表。14年にハードと婚約して翌年2月に結婚したが、わずか1年3か月の結婚生活で16年5月にハードが離婚を申請。酒に酔ったデップからDVを受けていたとしてあざができた顔写真を公開して波紋を広げた。デップはDVを否定していたが17年8月にデップが700万ドル(約7億6300万円)を支払うことで離婚が成立した。これで一件落着かと思われたが続きがあった。
2018年10月、デップが雑誌「GQ」(英国版11月号)のインタビューで、ハードに対するDVを全面否定して、ハードのDV告発で「シンデレラからカジモド(「ノートルダム・ド・パリ」の登場する醜悪な容姿の男)にされた」などと激しく非難。さらにハードが同年12月ワシントン・ポストに手記を寄せて、(デップの名前は出さず)DVを告発したら脅され、決まっていた役を降ろされるなど報復されたと主張して、そうした米国の文化・社会構造を変える必要があるなどと訴えた。
その後デップが「ワイフ・ビーター」(妻虐待夫)と報じた英紙「サン」を訴え、さらにワシントン・ポストに手記を書いたハードを名誉棄損で提訴した。ロンドンの裁判所で行われたデップが「サン」を訴えた名誉棄損裁判では、壮絶な夫婦喧嘩やデップのベッドにウンチが置かれていた“ウンチ事件”、デップの指切断事件、デップのドラッグ使用歴、ハードの3P疑惑など前代未聞の暴露合戦が繰り広げられた。判決は「サン」の記事は「おおむね事実」として名誉棄損の訴えは棄却されデップは敗訴。控訴も棄却されデップの敗訴に終わった。
2022年4月12日(現地時間)、ハードが2018年12月に米紙ワシントン・ポストに寄稿したコラムで名誉を棄損されたとしてデップがハードに5000万ドル(約62億5000万円)の巨額賠償金を請求した訴訟が米バージニア州フェアファックスの裁判所でスタート。双方のさまざまな証人が証言し約6週間続く予定。ハードは、デップが匿名のアカウントを使って誹謗中傷を繰り返したなどとして1億ドル(約125億円)を請求して”倍返し“の反訴をしている。